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猫がなりやすい病気で多いのはコレ!かかりやすい病気ランキング総まとめ!猫ちゃんの飼う主さんは絶対に一度は確認しておいてください!

猫がなりやすい病気で多いのはコレ!かかりやすい病気ランキング総まとめ!

「子猫ってどんな病気になりやすいの?」
「猫ってどんな病気に注意したらいいの?」
「猫が病気にならない為には、どうしたらいいの?」
「高齢になると、病気になりやすかったりするの?」
などなど。

「自分の愛猫がどんな病気にかかりやすいのか?」飼い主であれば当然気になりますよね。

実は、猫ちゃんは年齢によって「かかりやすい病気が全然違うんです!!」

今回は、猫を飼う上で絶対に知っておいて欲しい!【猫がなりやすい病気】をライズステージ別にまとめてみました。

この記事では、

  • 子猫がなりやすい病気ベスト3
  • 成猫がなりやすい病気ベスト3
  • シニア高齢猫がなりやすい病気ベスト3
  • 各病気の症状・原因・対策&予防法
についてお話したいと思います。

猫は年齢(ライフステージ)によって「なりやすい病気」が違うんです!!

子猫・成猫・シニア猫…
ペットショップ・ブリーダー・保護施設…

猫を飼うタイミングや迎え入れる方法は、人それぞれ違ってくると思います。

迎え入れる時期が違うと、
「どんなフードをあげたら良いのか…」
「どんな生活環境にすれば良いのか…」
と色々と悩むところかと思いますが、

しかし、重要なのは、ライフステージごとに「かかりやすい病気」について知っておくことなんです!

それでは一体「どんな病気にかかりやすいのか?」詳しく解説していきたいと思います。

【子猫に多い病気】かかりやすい病気ランキング『ベスト3』

【子猫に多い病気】かかりやすい病気ランキング ベスト3

ここでは、子猫がかかりやすい病気についてご紹介していきます!

子猫を飼う場合は、ぜひ覚えておいてほしい病気ばっかりですので要チェックです!!

子猫がかかりやすい病気「ベスト3」
  1. 猫風邪
  2. 猫伝染性腹膜炎(FIP)
  3. 寄生虫

【子猫に多い病気①】猫風邪

「猫風邪」とは

ウイルス感染によって発症する猫風邪は、外で暮らす野良猫に多い病気です!

 

弱っているところを保護した子のほとんどが、猫風邪を発症していることが多いと言っても過言ではないくらい多い病気の一つです。

症状

「猫風邪」の原因となるウイルスは、大きく分けて3つ!基本的には症状が似ているのですが、ウイルスによって若干の違いがあるんです。

ヘルペスウイルス

鼻水・くしゃみ・食欲不振・結膜炎・発熱などの症状が見られます!
ちなみに、目が明かなくなってしまう程の目ヤニがついてしまうこともあるんです!

カリシウイルス

鼻水・くしゃみ・食欲不振・発熱の他に、口内炎・舌の炎症などの症状が見られます!
ちなみに、カリシウイルスが原因の猫風邪の場合、口臭がキツくなる・よだれが増えるなどの症状も見られるようになります!

クラミジア

鼻水・くしゃみ・食欲不振・結膜炎・角膜炎・発熱・口内炎・肺炎・多発性関節炎など前身にわたる症状が見られます!
呼吸器がまだ未発達の子猫がこの病気で重篤化してしまうととても危険です!

原因

「猫風邪」は、基本的に野良猫が発症することが多く、ペットショップやブリーダーのもとで購入した場合は「発症することは少ない!」と言われています。

 

なぜなら、野良猫の多くが、猫風邪のウイルスを潜伏させていると言われているからなんです。

対策&予防法

猫風邪を発症した場合、自然治癒は難しいと考えて下さい!

 

子猫は免疫力が低いため、ちょっとした風邪でも簡単に重篤化してしまい、放っておくことでさらに症状も悪化してしてしまいます。

 

そのため、おかしいな?と思ったらすぐに動物病院を受診しましょう。

 

ちなみに、「猫風邪」は猫の混合ワクチンを接種すること予防することができます!そのため、混合ワクチンの接種をおすすめします!

【子猫に多い病気②】猫伝染性腹膜炎(FIP)

猫伝染性腹膜炎(FIP)とは

生後6か月~2年までの猫に感染が多いFIPは、致死率がとても高い恐ろしい病気です。

症状

FIPを発症すると、食欲不振・元気消失・体重減少・脱水・貧血・嘔吐・下痢などの症状が見られるようになりますが、更に大きく分けて2つのタイプの型に分けられます。

ドライタイプ

目の病変・黄疸・肝不全・神経症状

ウェットタイプ

腹部膨満・呼吸困難・血管炎

原因

コロナウイルスに感染することで発症する病気ですが、感染経路は尿(経口的に)・子宮内感染が多いです!

対策&予防法

実は、FIPには有効的な治療薬はないため、致死率が非常に高い病気なんです。

 

ワクチンがなく確実に予防できる術がないのですが、近年では【稀】な病気でもあります。

 

早期発見・早期治療(対処療法)が延命の鍵になるので、少しでも異変を感じたらすぐに動物病院を受診しましょう!

【子猫に多い病気③】寄生虫

「寄生虫」とは

「子猫が下痢をした…」そんな時に獣医師が真っ先に考えるのが「寄生虫」です!

 

便に紛れている寄生虫は、目で見えるものから検査することで見えるものなど様々です。

症状

基本的には、どの寄生虫が原因でも下痢を発症します。

 

継続的に下痢の症状が出る場合は、まず寄生虫の存在を疑いましょう!

原因

代表的な寄生虫に、回虫・条虫・コクシジウムがあります。

 

これらの寄生虫に感染することで発症するのですが、野良猫はもちろんペットショップやブリーダーのもとで購入した猫でも発症することがあります。

対策&予防法

  • 「回虫」の感染源は、感染子虫卵を飲み込むこと。
  • 「条虫」の感染源は、中間宿主のノミやシラミの寄生。
  • 「コクシジウム」の感染源は、原虫が腸の粘膜細胞に寄生すること。

 

つまり、これらを予防すれば良いのですが、なかなか難しいかもしれません。

 

まずは、飼育環境と整えることと、1匹でも感染している猫がいれば、全員が感染している可能性があります!

 

そのため、感染した猫を隔離するか駆虫を全員に飲ませることで感染を食い止めることができます。

【成猫に多い病気】かかりやすい病気ランキング『ベスト3』

【成猫に多い病気】かかりやすい病気ランキング『ベスト3』

次に、成猫がかかりやすい病気についてご紹介していきます!

成猫がかかりやすい病気「ベスト3」
  1. 下部尿路疾患(FLUTD、尿路結石
  2. 特発性膀胱炎
  3. 歯周病

【成猫に多い病気①】下部尿路疾患(FLUTD、尿路結石)

下部尿路疾患(FLUTD、尿路結石)とは

「下部尿路疾患」とは、尿路結石のことを言います。

 

膀胱内に、ストルバイト結石やシュウ酸カルシウムが形成されることで発症する病気で、成猫(特にオス猫)にかかりやすい病気です。

症状

トイレに行く回数が増えたにも関わらず、尿量が少なく頻尿症状や血尿といった症状が出たら、尿路結石の可能性があります。とくに、丸一日尿が出ない場合は要注意です!!

 

また、嘔吐や食欲不振といった症状が併発することがありますが、これらの症状が出ているということは、尿管で結石が詰まっている可能性もあります。

原因

尿路結石は主に下記にあげる3つの要因が原因と言われています。

食生活

カルシウム・マグネシウム・リンなどのミネラルが多いと、尿のpHのバランスが乱れ結石ができやすくなります。そのため、野菜やおやつのあげすぎには要注意です。

水分不足

そもそも猫はあまり水を飲まない生き物です。そのため、どうしても尿の濃度が上がってしまいがちです。つまり、尿の濃度が上がることで、本来であれば尿に溶けているミネラルが結晶化していしまい、結石となるのです。

環境やストレス

生活環境やトイレの環境が良くないと、猫を多大なストレスを感じます。これらのストレスも継続させれることで結石を形成する原因となります。

対策&予防法

尿路結石を予防するためには、食生活・水分摂取・環境に気を付けることです。

 

例えば、食生活を見直すだけでも違いますし、お水をあまり飲まないのであればウェットフードも与えることで水分摂取ができます。

 

また、多頭飼いをしているご家庭であれば、トイレの数を増やしたり、猫が落ち着ける場所を作ってあげるのも良いでしょう。

 

実は、下部尿路疾患は成猫にとても多い病気の1つです。

 

そのため、下部尿路疾患に対応したフードや、療法食が数多く販売されています。予防のためにも、はじめらから下部尿路疾患に対応したフードを与えることも良いかもしれませんね。

【成猫に多い病気②】特発性膀胱炎

「特発性膀胱炎」とは

猫の膀胱炎を、「特発性膀胱炎」といいます。

 

なぜ、特発性膀胱炎かというと、猫の膀胱炎はどんなに検査をしても細菌などが見つからないことから、原因不明の膀胱炎と言われているからです。

症状

特発性膀胱炎の症状は、トイレに行く回数が増えたのに頻尿・痛そうに排泄する・血尿・痛くて鳴く・トイレ以外で排泄をするといった、下部尿路疾患に似た症状が出ます。

 

しかし、ここで違うのが、検査をしても結石も細菌も見つからないということです。

 

尿検査をすればすぐに分かるので、このような症状が出たらすぐに動物病院を受診するようにしましょう。

原因

実は、特発性膀胱炎の原因はよく分かっていないのです。

 

もちろん、環境変化によるストレスげ原因で発症する子もいますが、とくに思い当たる原因もないのに、ある日突然発症してしまう子など様々です。

対策&予防法

原因は解明されていませんが、少なくともストレスや水分摂取量が少ないことで発症する猫が多いのは事実です。

 

そのため、できるだけストレスのない環境作りとドライフード+ウェットフードをあげたり、水飲み場を増やすといった工夫をして、予防をすることが大切です。

【成猫に多い病気③】歯周病

「歯周病」とは

歯茎の炎症を起こす歯肉炎と、歯を支える歯根膜・歯槽骨まで炎症が進んでしまう歯周炎のことを、総称で歯周病といいます。

 

歯周病が起こると、毎日の食生活に支障をきたすため、できれば毎日ケアをした方が良いとされているんです。

症状

歯周病を発症すると、食欲低下・口臭・鼻水などの症状がでるようになります。

 

歯周病により炎症が起きることで、食欲がなくなり悪化すると口を動かすだけでも痛みを感じるようになります。

 

また、口臭がキツかったり、中には細菌が鼻まで回り鼻水が出るといったこともあります。

原因

歯周病の原因は、歯垢の中や歯肉の間である歯周ポケットに細菌が入り込み増殖することで、歯肉だけでなく歯周組織にまで炎症が及んでしまうことで発症します。

 

つまり、食べ残しが口腔内(とくに歯周ポケット)に残ることで、それらが悪さをしてしまうことが最大の原因なのです。

対策&予防

歯周病を予防するための最大の策は、歯磨きを行うことです。

 

子猫のうちから歯磨きに慣れさせておくことで、歯垢が溜まりにくくなり歯石の付着もなくなります。

 

また、歯磨きが難しいようであれば、歯磨きガムを使用するという方法もあります。いずれにせよ、歯周病にならないためには、毎日のケアが必要不可欠なのです。

 

その他にも、ウェットフードよりもドライフードの割合を多くして、【フードをよく噛ませる】ことで歯垢の付着を防ぐという方法もあります。

 

もし、すでに歯石が付着してしまっている場合は、麻酔リスクの少ない成猫のうちに歯石除去をしてもらうことをおすすめします。

 

そうすることで、シニア期の歯のトラブルも少なくなりますし、健康維持に役立ちますよ。

【シニア高齢猫に多い病気】かかりやすい病気ランキング『ベスト3』

【シニア高齢猫に多い病気】かかりやすい病気ランキング『ベスト3』

次に、シニア猫がかかりやすい病気についてご紹介していきます!

シニア猫がかかりやすい病気「ベスト3」
  1. 慢性腎不全
  2. 糖尿病
  3. 甲状腺機能亢進症

ここでは、シニア猫がかかりやすい病気ランキングベスト3を紹介していきます!

【高齢猫に多い病気①】慢性腎不全

「慢性腎不全」とは

シニア猫に最も多いとされれる病気です!

 

腎機能が徐々に失われることで発症する腎臓病ですが、残念なことに失われた腎機能を取り戻すことができません。

 

そのため、慢性腎不全と診断された場合、投薬や点滴治療で腎機能の低下を遅らせるといった対処療法を行うことになります。

症状

慢性腎不全の恐ろしいところは、症状が出る頃にはすでに病気が進行しているということです。

 

多くの方が、多飲多尿という点で異変を感じ、検査をします。

 

しかし、この段階ですでに初期~中期の場合が多く、さらに進行すると、下痢・体重減少・便秘・疲れやすい・元気消失・食欲低下・毛ヅヤが悪くなるといった症状が出ます。

原因

慢性腎不全は、腎臓の病気(腎炎・腎疾患・先天性の腎臓異常・腎臓の腫瘍)や急性腎不全が進行して慢性腎不全になるなど様々な原因で発症することがありますが、実際のところ明確な原因を特定留守ることは困難と言われています。

 

そのため、今まで腎臓の病気を発症したことがなかったのに、検査をしたら慢性腎不全だった…というケースがほとんどなのです。

対策&予防法

慢性腎不全は、基本的には徐々に進行していく病気です。つまり、早期発見・早期治療により延命が可能になります。

 

また、慢性腎不全の猫向けのドライフードやウェットフード(リン含有量が低い)が販売されているので、食事はこうしたものに切り替えることをおすすめします。

 

比較的初期の段階では、自宅で行う輸液治療(皮下点滴)で脱水防止を行い、進行するにつれ投薬が必要になります。

 

また、水飲み場をたくさん作ったり、ウェットフード(腎不全用)中心の食事に切り替えることで腎臓の負担軽減にもなります。

 

慢性腎不全は、シニア期に入ると発症することがほとんどです。そのため、慢性腎不全の発症を予防するために、慢性腎不全に対応したキャットフードに切り替えても良いでしょう。

【高齢猫に多い病気②】糖尿病

「糖尿病」とは

ホルモンの一種【インスリン】の働きが悪くなることで血中の糖が多くなる糖尿病は、たち人間と同様に、猫もかかりやすいです。

 

そのメカニズムも、私たちと同じなので、糖尿病を発症したらインスリンを毎日打たなくてはならないんです。

症状

糖尿病には、Ⅰ型とⅡ型がありますが、猫は私たちと同じⅡ型の方が多い傾向にあります。

 

症状も、私たちと同様で、飲水量が増える・食欲増加・体重減少・尿量や回数の増加・腹部膨満などが主な症状として挙げられれます。

原因

糖尿病の主な原因は以下の通りです。

肥満

私たちと同様で、肥満傾向の猫は発症率が高い傾向にあります。その倍率は、平均して3倍以上と言われているので、去勢・避妊手術をした猫はとくに注意をする必要があります。

年齢

比較的6歳を越える頃から急激に発症率が増加すると言われており、メスよりもオスの方が圧倒的に多いとされています。

投薬中

病気の治療中で、継続的に副腎皮質ステロイド・利尿剤・心臓薬・抗けいれん薬を服用している場合は、インスリンの働きが低下しやすいため、糖尿病を発症するリスクが高まります。

対策&予防法

1番の予防法は、猫を肥満にさせないことです。

 

実際に、糖尿病を発症している猫の多くが5kg以上の肥満体系の猫たちです。そのため、日頃から食生活には十分注意しましょう。

 

キャットフードには、体重管理用や、去勢・避妊手術をした猫用のものも販売されており、太りすぎを日頃のフードで予防することができますよ。

【高齢猫に多い病気③】甲状腺機能亢進症

「甲状腺機能亢進症」とは

猫の甲状腺機能亢進症とは、私たちでいうところのバセドウ病のことを言います。

 

しかし、猫の場合は性別問わずシニア期を迎えた猫(10歳以上)に多く見られるという特徴があるんです。

症状

甲状腺が何らかの原因で過剰に分泌されることで発症する甲状腺機能亢進症ですが、症状としては、多飲多尿・嘔吐・下痢・体重低下・食欲低下・毛ヅヤが悪くなるといった症状が見られるようになります。

原因

実は、なぜ甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうかという原因ははっきりと分かっていないのです。

 

ただし、遺伝的要因が大きいのではないかと示唆されています。

対策&予防

甲状腺機能亢進症を発症したら、生涯にわたり薬を服用し値をコントロールしていく必要があります。

 

基本的には、1日2回の内服薬を毎日服用し、3~6か月毎に血液検査をして値を調べていくようになります。

 

また、甲状腺機能亢進症の場合、食事療法食が可能になるので、発症したら食事も療法食に替えることでうまくコントロールができるでしょう。

 

原因が断定されていないため、予防は難しい甲状腺機能亢進症ですが、早期発見・早期治療をすることで病気とうまく付き合っていくことができますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
このように、ライフステージ毎のこんなにもかかりやすい病気が異なってくるということが分かりましたね。

また、どの年齢も時に命の危険を伴う病気であることもご理解頂けたかと思います。

私たち人間と同様、早期発見・早期治療が延命の鍵を握ります。少しでも異変を感じたら、動物病院で検査をしてもらうことをおすすめします。

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