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サイエンスダイエット・プロ猫用を徹底評価!安全性Dランクの理由とは?PRO避妊去勢用の成分・口コミ評判を徹底分析した結果は50点!

タマちゃん

『サイエンスダイエット・プロ』がちょっと気になってるんだけど、

サイエンスダイエット・プロの安全性ってどうなのかなぁ?

キャットフードって「良くない成分」や「危険な添加物」が入ってたりするから、猫ちゃんの健康を考えると心配になるよね。

トラくん

そこで今回は、キャットフードの安全性が心配な人のために、ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用の安全性について徹底調査してみました。

今日のポイント(結論)

結論から先にお伝えすると、

ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用の安全性は、

 

  • 総合得点は「50点
  • 総合評価は「Dランク

主原材料や原材料の中に気になる食材が数点入っていて、さらにアレルギーの原因になりそうな食材も入っているので、猫ちゃんの健康を考えると、正直おすすめできないキャットフードです。

今回は、ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用「健康ガード 避妊・去勢の安全性を徹底調査した内容と、評価の結果が「Dランク」になった理由、「その他の種類の評価」についてお話したいと思います。

この記事を最後まで読んでもらえれば、
『サイエンスダイエット・プロ猫ちゃんにあげても大丈夫かどうかわかると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。

ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用とは

今回、安全性を評価する対象は、
ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用「健康ガード 避妊・去勢ですが、

『サイエンスダイエット・プロ』は全部で8種類!

『サイエンスダイエット・プロ』の種類

 

  1. 健康ガード「避妊・去勢」~6歳
  2. 健康ガード「活発」1~6歳
  3. 健康ガード「体重管理」1~6歳
  4. 健康ガード「発育」~12ヶ月(子猫)/妊娠・授乳期
  5. 健康ガード「便通・毛玉」7歳~
  6. 健康ガード「腎臓・心臓」7歳~
  7. 健康ガード「アクティブシニア」7歳~

今回の評価対象は「健康ガード 避妊・去勢ですが、他の種類についても後で評価したいと思います。

▼詳しくはこちら▼
【公式サイト】『サイエンスダイエット・プロ』の種類について>>

【評価対象】ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用「健康ガード 避妊・去勢とは

ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用「健康ガード 避妊・去勢」

主な特徴

『サイエンスダイエット・プロ』猫用「健康ガード 避妊・去勢
栄養タイプ総合栄養食 
フードタイプドライフード
主原材料
対応猫避妊・去勢後の子猫/成猫(幼時期~6歳)/高齢猫
カロリー341kcal/100g
原産国アメリカ
特徴高タンパク低カロリー

『サイエンスダイエット・プロ』猫用「避妊・去勢の『価格』

300g484円(税込)
1.5kg2,480円(税込)
3kg3,500円(税込)
※アマゾン価格 

『サイエンスダイエット・プロ』猫用「避妊・去勢の『原材料と成分』

原材料

原材料

米、コーングルテン、チキン、小麦グルテン、セルロース、トマト、ビートパルプ、亜麻仁、動物性油脂、チキンエキス、ココナッツ油、ニンジン、小麦、オート麦ファイバー、リンゴ、ブロッコリー、クランベリー、エンドウマメ、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

分かりやすいように「原材料」を色分けしています。

 

※「」➡ 気になる食材
※「」➡ 添加物
※「」➡ 危険な「添加物・食材」

成分

栄養成分値
タンパク質40.1%
脂質12.8%
粗繊維8.1%
炭水化物32.6%
カルシウム0.98%
ナトリウム10.0%
カリウム0.74%
マグネシウム0.094%
タウリン0.32%
カルニチン540.8 ppm
ビタミンC153 ppm
ビタミンE695 IU/kg
オメガ3脂肪酸0.97%
オメガ6脂肪酸2.83%
代謝エネルギー341kcal/100g
※水分を除外した乾燥状態で計算した数値

水分を除外した乾燥状態で計算した数値になっているので、他のフードと比べると数値が高めになっています。

【徹底評価】『サイエンスダイエット・プロ』猫用「健康ガード 避妊・去勢の安全性が『Dランク』の理由とは?

『サイエンスダイエット・プロ』の安全性評価は「Dランク」!

安全性について徹底評価した結果、スバリ!安全性の評価は「Dランク」です!

安全性の評価
各項目を採点した結果、

ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用
「健康ガード 避妊・去勢」の総合評価は、

 

総合得点は「50点

総合評価は「Dランク

各項目を評価した結果!

7つの項目について、それぞれを評価した結果がこちらです。

評価項目評価点数
①【主原材料】の安全性5点
(20点満点中)
②【食材】の安全性B10点
(20点満点中)
③【添加物】の安全性A15点
(20点満点中)
④【アレルギー】の安全性10点
(20点満点中)
⑤【栄養値】AA10点
(10点満点中)
⑥【プラス】のポイント+3点
⑦【マイナス】のポイント-3点
総合得点50点
(100点満点中)
【点数】※『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
では、なぜ総合評価が「50点のDランク」なのか?
その理由について、順番に説明していきたいと思います。

【評価項目①】『主原材料』の安全性

キャットフードの評価項目① 原材料の安全性

【主原材料】の安全性

 

評価  5点(20点満点中)

※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点

【主原材料】の評価内容結果
第1主原材料が「肉」or「魚」か?
第2主原材料は?コーングルテン
品質に問題はないか?不明
主原材料の産地は?不明
※第1主原材料とは:原材料の中で1番多く使われている食材
※第2主原材料とは:原材料の中で2番目に多く使われている食材

原材料

米、コーングルテン、チキン、小麦グルテン、セルロース、トマト、ビートパルプ、亜麻仁、動物性油脂、チキンエキス、ココナッツ油、ニンジン、小麦、オート麦ファイバー、リンゴ、ブロッコリー、クランベリー、エンドウマメ、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

「C」評価の詳しい理由

主原材料の安全性が「C」評価の理由は、
主原材料が「」で、「肉 or 魚」ではないからです。

さらに、第2主原材料も「コーングルテン」です。

※「コーングルテン」とは、トウモロコシからデンプンを取り除いた「残りカス

値段が安い粗悪なキャットフードの主原材料は、主に「穀物」が多いのですが、「サイエンスダイエット・プロ」の主原材料も「穀物」です。

猫ちゃんは完全肉食動物なので、猫の体にとって一番必要な食材は「お肉 or 魚」です。

猫ちゃんの健康を考えると、原材料の中で「お肉 or 魚」が一番多く使われているフードが好ましいわけで、その点について「サイエンスダイエット・プロ」は好ましくありません。

世間では、猫ちゃんは「穀物」を消化することが出来ないので「猫の体には良くない」と言われていますが、加熱調理されたキャットフードなら問題なく消化できますし、適量なら問題はありません。むしろ、少量なら必要な食材でもあります。

ですので、「米」が使われていること自体は問題ありませんが、その量に問題があります。

「サイエンスダイエット・プロ」では、原材料の中で一番多く使われている食材が「米」なわけなので、猫ちゃんの体に決していいとは言えません。

猫ちゃんに一番必要な食材は「お肉 or 魚」ですから。

主原材料に「穀物」が使われる理由としては、「カサ増し目的」と「商品の原価を下げる目的」に使用されるケースがほとんどです。

猫ちゃんの健康を考えるなら、主原材料が「穀物」のフードは避けるべきなので、主原材料】の安全性は「C」評価にしています。

正直、おすすめはできません。

【評価項目②】『食材』の安全性

キャットフードの評価項目② 食材の安全性

【食材】の安全性

 

評価 10点(20点満点中)

※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点

【食材】の評価内容結果
猫の体に「良くない食材」が使われていないか?少し気になる食材が数点入っている。
食材の産地は?不明

原材料

米、コーングルテン、チキン、小麦グルテン、セルロース、トマト、ビートパルプ、亜麻仁、動物性油脂、チキンエキス、ココナッツ油、ニンジン、小麦、オート麦ファイバー、リンゴ、ブロッコリー、クランベリー、エンドウマメ、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
※「」➡ 気になる食材

「B」評価の詳しい理由

原材料の中に少し気になる食材が「4点」あります。

その「気になる食材」がこちら。

気になる食材内容危険性
コーングルテン
トウモロコシからデンプンを取り除いた「残りカス」。カサ増し目的で使用されることが多く不必要な原材料です。そこまでの危険性はありませんが、多く摂取すると「肥満やアレルギーの原因」になる可能性もあります。さらに、コーングルテンの原料であるトウモロコシは、遺伝子組み換えが多く行われている食物です。ペットフードには遺伝子組み換えを表示する義務がないので、遺伝子組み換えかどうかを判断することが出来ず、その安全性には不透明な部分もあります。
小麦グルテン 小麦グルテン自体には問題ありませんが、原材料の中で4番目に多く使用されていることが少し気になります。猫ちゃんの中には「小麦アレルギー」を発症する猫ちゃんも多く、使用量が多いと「アレルギーの原因」になる場合もあります。
ビートパルプ甜菜(砂糖大根、シュガービート)から砂糖を作るときにできる「残りカス」。「カサ増し」や「食物繊維の増量」の目的で使用されることが多く、そこまでの危険性はありませんが栄養価はなく不必要な食材です。
動物性油脂動物(牛肉・豚肉・鶏肉)などから抽出された油脂。栄養補助、嗜好性を高める役割で使用される。安全性に賛否あり

これらの食材はその安全性に気になる部分があり、少し心配な食材です。

これらの食材が入っているからと言って「猫ちゃんの体に絶対に悪い!」とは言い切れませんが、その安全性に不透明な部分があるのも確かなので、

【食材】の安全性は「B」評価にしています。

少し不安が残る食材が入っているので、ちょっと心配です。

【評価項目③】『添加物』の安全性

キャットフードの評価項目③ 添加物の安全性

【添加物】の安全性

 

評価 A 15点(20点満点中)

※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点

【添加物】の評価内容結果
猫の体に「危険な添加物」が使われていないか?特に気になる添加物は入っていない。

原材料

米、コーングルテン、チキン、小麦グルテン、セルロース、トマト、ビートパルプ、亜麻仁、動物性油脂、チキンエキス、ココナッツ油、ニンジン、小麦、オート麦ファイバー、リンゴ、ブロッコリー、クランベリー、エンドウマメ、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
※「」➡ 添加物

「A」評価の詳しい理由

「サイエンスダイエット・プロ」には、
特に安全性が気になるような「添加物」は入っていないので安心です。

酸化防止剤と聞くと、いいイメージをもつ人は少ないと思いますが、

酸化防止剤として使用されている「ミックストコフェロール」は、「ビタミンE」のことで天然型の酸化防止剤です。安全性の高い添加物なので特に危険性はありません。

「ローズマリー抽出物」も同様に、天然型の酸化防止剤なので危険性はありません。

「サイエンスダイエット・プロ」には、
特に危険があるような添加物は入っていないので、【添加物】の安全性は「A」評価にしています。

添加物(青)がたくさん入っているので心配な人もいるかもしれませんが、ほとんどは必須栄養素である「ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類」なので心配しなくても大丈夫です。

【評価項目④】『アレルギー』の安全性

キャットフードの評価項目④ アレルギーの安全性

【アレルギー】の安全性

 

評価  10点(20点満点中)

※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点

【アレルギー】の評価内容結果
アレルギーの原因になりそうな食材が入っていないか?小麦、小麦グルテン、コーングルテンが気になる

原材料

米、コーングルテン、チキン、小麦グルテン、セルロース、トマト、ビートパルプ、亜麻仁、動物性油脂、チキンエキス、ココナッツ油、ニンジン、小麦、オート麦ファイバー、リンゴ、ブロッコリー、クランベリー、エンドウマメ、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
※「ピンク」➡ アレルギーの原因になるかもしれない食材

「B」評価の詳しい理由

アレルギー症状を引く起こす食材はたくさんあり、どの食材でアレルギーになるのかは、それぞれ個体によっても違うので、どの食材が悪いのかを決めつけるのは非常に困難です。

特定の食材でアレルギーになる猫ちゃんもいれば、ならない猫ちゃんもいます。人間のアレルギーでも同じで、「卵」でアレルギーになる人もいれば、ならない人もいますよね。

ですが、
アレルギーの原因として報告されることが多い食材はいくつかありますので、その食材が入っているかどうかで安全性については評価したいと思います。

アレルギーの原因として報告されることが多い食材

 

  • 肉や魚のタンパク質
  • 小麦
  • 大豆
  • とうもろこし
アレルギーの原因として報告されることが多い食材使用 or 不使用
肉や魚のタンパク質使用
小麦小麦、小麦グルテンを使用
大豆不使用
とうもろこしコーングルテンを使用

肉や魚のタンパク質は、猫ちゃんにとっては「主食」ですので避けることはできませんが、

その他の食材で、アレルギーが気になる食材が

  • 小麦
  • 小麦グルテン
  • コーングルテン

特に「小麦」は、アレルギーの原因として報告されることが多い食材で、「小麦アレルギー」にある猫ちゃんが多いので注意が必要です。

これらの食材が入っているからと言って「絶対にアレルギーになる!」とは言えませんが、その可能性があるのも確かなので、【アレルギー】の安全性は「B」評価にしています。

「穀物アレルギー」や「小麦アレルギー」の猫ちゃんにはおすすめできなので要注意です。

【評価項目⑤】『栄養値』

キャットフードの評価項目⑤ 栄養成分値の安全性

栄養値

 

評価 AA 10点(10点満点中)

※【点数】『AA』10点、『A』8点、『B』5点、『C』3点、『D』0点

【栄養値】の評価内容結果
栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているか?必須栄養素である「タンパク質」と「脂肪」は、基準をクリアしていて、さらに他の多くの成分も基準をクリアしている。

「AA」評価の詳しい理由

「サイエンスダイエット・プロ」の栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているのか比較してみると、

■「サイエンスダイエット・プロの栄養値」と「AAFCOの栄養基準」を比較

栄養成分サイエンスダイエット・プロAAFCOの基準(最小値 )合否 
避妊・去勢後の子猫/成猫(幼時期~6歳)/高齢猫成猫幼猫
タンパク質40.1%26.0%以上 30.0%以上
脂肪12.8%9.0%以上9.0%以上 
粗繊維8.1% ー
炭水化物32.6%
マグネシウム0.094%0.04%以上 0.08%以上  
カルシウム0.98%0.6%以上 1.0%以上  
ナトリウム0.35%0.2%以上 0.2%以上 
カリウム0.74%0.6%以上 0.6%以上 
カルニチン540.8 ppmー 
ビタミンC153 ppmー  ー
ビタミンE695(IU/㎏)40(IU/㎏)以上  40(IU/㎏)以上 
タウリン0.32%0.1%以上 0.1%以上 
オメガ3脂肪酸0.97%ー ー  ー
オメガ6脂肪酸2.83%ー ー  ー
※「AAFCO」とは:(米国飼料検査官協会)の栄養基準値
※「日本のペットフード協会」の基準もこの 「AAFCO」を参考にしています。

※「AAFCOの栄養基準」はこちら>>

「サイエンスダイエット・プロ」のすべての栄養値については公表されていないので、わかる範囲で比較してみました。

猫ちゃんにとって必須栄養素である「タンパク質」と「脂肪」の栄養値は、「AAFCOの基準」をしっかりクリアしているので安心です。

また、他の「かわっている範囲の栄養成分」についても全て基準をクリアしていることがわかります。

ですので、【栄養値】は「AA」評価にしています。

栄養値的にはまったく問題なさそうです。

高タンパクなフードは「シニア猫」「腎臓病の猫」には注意!

注意

高タンパクなフードは、「高齢の猫ちゃん」や「腎臓病の猫ちゃん」には不向きなので注意してください。

詳しくは後ほど説明したいと思います。

【評価項目⑥】『プラス』のポイント

キャットフードの評価項目⑥ プラスポイント

+ポイント

 

評価 +3点(10点満点中)

【プラス】の評価内容結果
その他に何か「プラス評価」のポイントはあるか?猫ちゃん体に良い原材料が2種類入っている。

「プラス」評価の詳しい理由

プラス評価の理由は、
「サイエンスダイエット・プロ」には猫ちゃん体に良い、次の2つの原材料が入っているからです。

猫ちゃん体に良い原材料

亜麻仁(アマニ)

「亜麻仁」とはアマ科の植物である「亜麻」の種。近年では「スーパーフード」とも呼ばれ、必須脂肪酸であるオメガ3系α-リノレン酸やファイトケミカルが豊富で、食物繊維やタンパク質も多く含んでいます。

クランベリー

クランベリーとは、ブルーベリーなどベリー類の一種で、猫ちゃんの尿路結石で多い「ストルバイト尿石症」の予防に効果があると言われています。クランベリーには「キナ酸」という成分が含まれており、キナ酸は体内に入ると馬尿酸に変わり、アルカリ性に傾いた尿を正常な範囲にもどしてくれる効果があります。

「スーパーフード」や「尿路結石の予防になる食材」が使われているのは高評価です。

【評価項目⑦】『マイナス』のポイント

キャットフードの評価項目⑦ マイナスポイント

-ポイント

 

評価 -3点

【マイナス】の評価内容結果
その他に何か「マイナス評価」のポイントはあるか?3度のリコールがあった

マイナスポイントの理由は、
ここ数年で3度の「リコール」があったからです。

サイエンスダイエットのリコール

リコールの日付リコールになった商品理由
2017年12月サイエンス・ダイエット ライト 肥満傾向の成犬用6.5㎏一部製品にデオキシニバレノールが含まれている恐れがあるため。
2016年07月プリスクリプション・ダイエット犬用 w/d 小粒 1kg一部の製品に「プリスクリプション・ダイエット犬用 r/d 小粒」が混入していることが判明したため。
2013年12月サイエンス・ダイエット シニア小粒高齢犬用4kg特定ロットの一部、約700袋に「プリスクリプション・ダイエット犬用z/dドライ」が混入している事が判明しました。

▼リコールについて詳しくはこちら▼
消費者庁リコール情報サイト>>(「ヒルズ」と検索すれば出てきます)

わかっている範囲のリコールは全てドッグフードのもので、大したことのない内容のモノもありますが、一番最近の「2017年12月のリコール」は少し怖い内容のものです。

上記のリコールはキャットフードではありませんが、同じ会社の製品ですので「安全性」を考えるとやっぱり心配になります。

ですので、評価はマイナスポイントとして「-3点にしています。

ちょっと心配ですよね。

総合評価

評価項目評価点数
①【主原材料】の安全性5点
(20点満点中)
②【食材】の安全性B10点
(20点満点中)
③【添加物】の安全性A15点
(20点満点中)
④【アレルギー】の安全性10点
(20点満点中)
⑤【栄養値】AA10点
(10点満点中)
⑥【プラス】のポイント+3点
⑦【マイナス】のポイント-3点
総合得点50点
(100点満点中)
総合評価

ヒルズ『サイエンスダイエット・プロ』猫用

「健康ガード 避妊・去勢

 

総合評価 ランク

安全性に心配があるおすすめできないキャットフードです。

「サイエンスダイエット・プロ」について、キャットフードアドバイザーから一言!

 

気になる点としては、

 

  • 主原材料が「穀物」になっている。
  • 原材料の中に気になる食材「ビートパルプ、動物性油脂」が入っている。
  • アレルギーの原因になりそうな食材「小麦、小麦グルテン、コーングルテン」が入っている。
  • 最近、リコールがあった。

 

一番良くないのは、主原材料が「穀物」になっているところです。主原材料が「穀物」になっているキャットフードは正直おすすめできません。

 

猫ちゃんは完全肉食動物なので、猫の体にとって一番必要な食材は「お肉 or 魚」です。

 

猫ちゃんの健康を考えるなら、主原材料が「お肉 or 魚」のフードを選らんであげてください。

「評価ランク」と「得点」の詳細

評価ランク得点内容
「AAA」ランク100点何も言うことなしの完璧キャットフード!猫ちゃんの健康を最優先に考えるなら絶対にコレをあげるべき!!超おすすめのキャットフードです。
「AA」ランク90点以上安全性に何も問題ないおすすめキャットフード!
「A」ランク80点以上安全性の高い優良キャットフード!
「B」ランク70点以上少し気になる点はあるが、そこまで安全性に心配はないキャットフード!
「C」ランク60点以上気になる点がいくつかあり、安全性が少し心配なキャットフード!
「D」ランク50点以上安全性に心配があるおすすめできないキャットフード!
「E」ランク50点未満危険性がある要注意キャットフード!

『サイエンスダイエット・プロ』猫用の『口コミ・評判』

タマちゃん

このサイトの総合評価は「D」ランクだけど、世間の評価はどうなのかなぁ?

世間の評価も気になるよね。

そこで、実際に『サイエンスダイエット・プロ』をあげている人の「口コミ・評判」も調べてみたよ。

トラくん

『サイエンスダイエット・プロ』の世間の評判

 

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みぃの完全療法食移行に付き 実は大量のフードがだぶついています こちらはラスが亡くなる直前に届いてしまい、腎臓、心臓ケアに至っては未開封で3キロあります…💦💦 保護活動をされているかたのところを拝見しても希望銘柄が決まっていたり、必要とされているのはキトンだったりで とてもお役に立てそうにもなく… サイエンスダイエットは好き嫌いが別れるので多頭飼いの友人宅でもサイエンスダイエットだけはダメ…💦💦とのこと もし、いつも食べています、や銘柄こだわらず必要としていますと言う方がいらしたり、ご存じでしたらコメント、ダイレクトからでもご連絡いただけましたら幸いです 送料もこちらで負担させていただきますのでお役にたてていただけましたら本当に助かります 尚、こちらは療法食ではありませんので 治療中の方は使えません😌 残り物みたいで本当に申し訳ないのですが、どこかの猫ちゃんのお腹を満たしてくれたら、そんな嬉しいことはありません #サイエンスダイエットプロ #サイエンスダイエットpro #sciencediet #サイエンスダイエット #sciencedietpro#フード差し上げます#みぃ#スコティッシュフォールド #scottishfold_allstar #scottishfold#cat#cat_of_instagram #instcat

みぃさん(@nu_nulife)がシェアした投稿 –

みんなの意見をまとめてみると、

口コミ・評判まとめ

 

  • これは食べてくれた嬉しい
  • サイエンスダイエットは好き嫌いが別れるので多頭飼いの友人宅でもサイエンスダイエットだけはダメ…とのこと

当たり前のことですが、猫ちゃんもよっても好みはありますし合う合わないもあるので、あくまで参考までに。

アマゾンの口コミ・評判

アマゾンでの「口コミ・評判」も調べてみると、評価は『星4.2』!

サイエンスダイエット・プロ「猫用」避妊去勢のアマゾンレビュー

サイエンスダイエット・プロ「猫用」避妊去勢のアマゾンレビュー

「星5つ」と「星4つ」の合計が『87%』ですので、ほとんどの人が高評価をつけているようです。

『アマゾンレビュー』を見たい人はこちら>>

『サイエンスダイエット・プロ』猫用の全種類の評価

他の種類についても評価してみました。

各種類の評価

上下左右にスクロールできます。

種類サイエンスダイエット・プロ「猫用」健康ガード
活発体重管理発育 便通・毛玉腎臓・心臓アクティブ
シニア 
年齢1~6歳1~6歳発育~12ヶ月
妊娠・授乳期
7歳~ 7歳~ 7歳~ 
第1主原材料小麦小麦小麦  小麦小麦  玄米
第2主原材料コーングルテコーングルテンチキン コーングルテン コーングルテン コーングルテン
その他の原材料多少の違いはありますが、ほぼ同じです。 
タンパク質34.7%33%38% 34% 31.3%  35.5%
脂肪21.9%9%25.6%  19.9%21.4%  17.1%
粗繊維17%6.8%15% 9%1.7% 1.4%
炭水化物35%44.8%27.3%  31.3%39.6%  40.5%
カロリー/100g404kcal318kcal 420kcal474kcal420kcal 387kcal
評価CC C
※水分を除外した乾燥状態で計算した数値になっているので、他のフードと比べると数値が高めになっています。

「主原材料」と「その他の食材」に多少の違いはありますが、

「サイエンスダイエット・プロ」はどの種類もほとんど同じような内容ですので、評価はすべて「Cランクになります。

どの種類も主原材料が「穀物」っていうのが良くありません。

高タンパクなフードは「高齢・腎臓病」の猫には注意!

猫ちゃんは完全肉食動物なので十分なタンパク質が必要ですが、
高タンパクなキャットフードは「高齢」な猫ちゃんや「腎臓病」の猫ちゃんには注意が必要です。

腎臓病(腎不全)の場合、尿素を排出しきれずに腎臓に負担がかかる

健康な猫ちゃんの場合、タンパク質が体内で分解吸収されると、同時に「尿素」と呼ばれる物質が生成されますが、全て体外に排出されますので特に問題ありません。

ですが、腎臓病の場合は、
「尿素」を排出しきることができず「腎臓に負担」をかけてしまう場合があります。

シニア猫も腎臓に負担がかかる

猫ちゃんは高齢になると腎臓病になりやすくなり、症状が出ていない場合でも腎臓機能が低下している場合があります。

そのため、シニア猫ちゃんの場合も
「尿素」を排出しきることができず「腎臓に負担」をかけてしまう場合があるのです。

ですので、
「高齢」や「腎臓病」の猫ちゃんには、高タンパクなフードは不向きなので注意が必要です。

 

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