こんな人におすすめの記事です。
- すぐに病院に連れて行った方がいいのか判断したい人
- 猫がご飯を食べない原因・理由を知りたい人
- 対処法が知りたい人
タマちゃん
トラくん
ズバリ!
こんな場合は、至急病院につれて行ってあげてください。
- 1日以上まったく何も食べない!水も飲まない!
- 元気がまったくなく、全然動かない!
- 1日に何度も吐く!下痢が続く!
- トイレの時間が長く、うめき声の鳴き声をする!
ちなみに、
「ムラ食い」など【猫の習性】で、食べないことは多々あります。
こんにちは。「もう絶対、わが子(猫)を病気で死なせない!」と心に誓った『ねこじゃらし』です。
「うちの猫が、全然ご飯を食べない!」
「今までは普通に食べてたのに、急に食べなくなったのは何でなの!?」
「病気なのかなぁ?」
「元気がないような気もするし・・・」
「すぐにでも病院に連れてった方がいいのかなぁ?」
「でも仕事があるし、今すぐには連れていけないしぃーーー」
「ちょっと様子を見ても大丈夫なかぁ?」
もぉ!!どうしたらいいの!?だれか教えてぇーーーーーぇぇぇぇ!(。>д<。)
こんな風に、猫ちゃんが急にご飯を食べなくなると「病気なのかな?」と心配になりますよね。(*^_^*)
そこで今回は、猫が急にご飯を食べなくなった時に
・病気なのか
・すぐに病気に連れて行くべきなのか
・それとも他に原因があるのか
これらを判断できるように「餌を食べない原因」と「その対処法」についてお話したいと思います。
この記事を読めば、
「すぐに病院に連れて行くべきなのか?」の判断ができるはずなので、ぜひ最後まで読んでください。(*^_^*)
はじめに、ぜひ読んでください!
【このサイトを作った理由】
私は過去にわが子(猫)を病気で亡くした経験があり、その原因は私の「無知」にあったと思っています。もっと猫の「病気」や「食べ物」について詳しければ、同じ結果にはならなかったのではないかと・・・。わが子の命を無駄にしないためにも、この経験を活かし「同じような過ちが繰り返されないようにと!」このサイトを運営しています。私の経験が少しでも役に立てれば嬉しいです。
猫がご飯を食べない原因は、こんなにも!
まず始めに、
「猫がご飯を食べない!」と言ってもその理由はさまざまで、たくさんの原因があります。
病気の可能性もあるので、
まずは、食べない原因が「病気なのか?」どうか確かめる必要があります。
急に「猫がご飯を食べない理由」
【病気】のよる理由
- 歯周病・口内炎
- 風邪
- 肝臓病・腎臓病
- 尿路結石 など。
【アレルギー】のよる理由
- 小麦アレルギー など。
【習性】による理由
- ムラ食い
- 食べあき など。
【性格】的な理由
- わがまま
- 好き嫌い など。
【環境】のよる理由
- 器が気に入らない・不潔
- おやつの与えすぎ
- 野良猫を飼い猫にした場合
- 引越しした場合
- 他の猫・動物が仲間入りした場合
- 季節変化 など。
【年齢(ライフステージ)】の変化による理由
- 好みの変化
- 成長期を過ぎて小食に
- 高齢による食欲低下 など。
【食べ物】による理由
- キャットフードが別のモノに変わった
- いつものキャットフードの原材料が微妙に変わった など。
【その他】
- 繁殖期
- ストレス
- 手術後
- ワクチン摂取後
- エリザベルカラーをつけている など。
猫がご飯を食べなくなる原因は、
病気だけでなく、これだけたくさんあるわけです。
正確な原因を特定することは難しいですが、「病気か?」「そうじゃないのか?」ぐらいの判断はできるようになった方が猫ちゃんのためですので頑張ってください。
猫の【習性】によって、食べない場合もよくある!
猫は、その習性上、
「ムラ食い」や「食べあき」をする生き物なので、
「少しは食べるけど、全然いつもの量を食べない」なんて場合もよくあります。
ですので、
食べなかったとしても病気ではなく、猫特有の【習性】かもしれません。
猫はそもそも「ムラ食い」をする生き物
猫はそもそも「ムラ食い」をする生き物です。
「ムラ食い」とは、一気に食べす「後でまた食べよう」とする習性です。
どんなに「高級なご飯」や「好物」でも、途中で食べるのをやめてエサを残すことがあります。
ですので、
ご飯を頻繁に残しても病気ではなく「習性」という場合もあります。
「食べあき」して食べない!
猫ちゃんのご飯は、ほとんどがキャットフードだと思います。
猫は、毎日同じキャットフードを食べていると「食べあき」をして食べなくなることがあります。
人間でも、毎日同じものだと「イヤ」になりますよね。
「じゃ~キャットフードを変えればいいの?」
と思う人もいると思いますが、
ここが猫ちゃんの厄介なところで、
別のモノにしても、それはそれで「警戒して食べない」場合があります。
ホント、猫ちゃんの性質って厄介なんですよね~。
だからこそ、猫ちゃんに振り回されている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
「ネオフィリア」と「ネオフォビア」という猫の習性が厄介!
猫ちゃんが厄介なのは、
この「ネオフィリア」と「ネオフォビア」という習慣があるからです。
- 「ネオフィリア」とは:新しいもの好きで、好奇心旺盛な習性
- 「ネオフォビア」とは:初めて食べる物は何が起こるかわからないという警戒心から起きる習性(新奇恐怖症)
この2つの「真逆のような習性」があるせいで、
猫ちゃんのご飯で振り回される飼い主さんも多いと思いますが、
この習性を知っているだけでも、少しは考えが違ってくると思います。
猫は何日、食べなくても大丈夫?
タマちゃん
トラくん
そもそも、猫は何日ぐらい食べなくても大丈夫なのか?
「猫ちゃんが食べない!」と言っても、
「どれぐらいの期間、食べていないのか?」によっても、その重要度は大きく変わってきます。
スバリ!
成猫なら、目安は「1日(24時間)」です。
1歳以上の成猫ちゃんであれば、1日ぐらい食べなくても特に問題はありません。
ただ、1日以上まったく何も食べない場合は、
「ムラ食い」や「食べあき」ではなく、病気や他の原因が考えられますので注意してください。
また、
3日以上「全く」何も食べない場合、脂肪肝(肝リピドーシス)の発生が高まると言われていますので注意してください。
『年齢』と食べなくでも大丈夫な『期間』の目安
年齢 | 期間 | 病気の可能性 |
1歳以上 (成猫) | 1日以内 | 特に問題なし |
1日以上 | まったく何も食べない場合、病気の可能性あり | |
1歳未満 (子猫) | 12時間以上 | まったく何も食べない場合、病気の可能性あり |
太った猫 | 36時間以上 | 絶食状態が続くと、脂肪肝になる可能性があります。 |
猫ちゃんの年齢によっても
「食べなくても大丈夫な期間」は変わってきますので注意してください。
【元気がなく】こんな症状の場合は『病気』かもしれません。
タマちゃん
どんな症状だったら、すぐに病院に連れて行った方がいいの?
トラくん
すぐに病院に連れて行った方がいい場合の【症状まとめ】
こんな症状の場合は、
「病気の可能性」が高いですので、すぐに病院に連れて行ってあげてください。
【症状まとめ】
- 1日以上、まったく何も食べない!水も飲まない!
- 元気がまったくなく、じっとしている時間が長い!全然動かない!
- 1日に何度も吐く、激しい嘔吐を繰り返す
- 下痢が続く、回数が多い・血便が出ている
- トイレの時間が長く、うめき声のような普段と違う鳴き声をする(尿路結石かも!)
- 肌・白目・歯茎が「黄色く」なっている場合(肝臓病かも!)
【症状①】1日以上、まったく何も食べない!水も飲まない!
1日以上「まったく何も食べない」「水も飲まない!」場合は、病気の可能性が高いです。
食べないだけなら他の原因も考えられますが、「水も飲まない!」場合は要注意!
ただ、
「少量なら食べる場合」や「おやつや他のモノは食べる場合」は、病気以外の理由も考えられます。
【症状②】元気がまったくなく、じっとしている時間が長い!全然動かない!
いつもと様子が違い、
「元気がない」「じっとしている時間が長い」「全然動かない」という場合は、病気の可能性が高いです。
ただ、「夏」は暑さで動かない場合もあります。
夏の暑さでバテているだけなのか、病気で元気がないのかを見極めるのは難しいですが、よーく猫ちゃんの様子を観察してあげてください。
【症状③】1日に何度も吐く、激しい嘔吐を繰り返す
「吐く」という行為自体は、猫ちゃんにはよくあることです。
猫は全身を舐めて「毛づくろい」をするので、毛を飲み込んでしまいます。
飲み込んだ「毛」を吐き出す習性があるので、「吐く」こと自体は珍しいことではありません。
ただ、「何度も吐く」場合や「激しい嘔吐を繰り返す」場合は、何かの病気の可能性が高いです。
【症状④】下痢が続く、回数が多い・血便が出ている
キャットフードなどの食べ物を変えることで、「下痢になる」ことは猫にはよくあることなのです。
ただ、「下痢が続く」「下痢の回数が多い」「血便が出る」などは、要注意!
「腸の病気」や「「中毒」感染」かもしれませんし、下痢が続くと「脱水症状」になるかもしてません。
【症状⑤】トイレの回数が多い、時間が長い、うめき声のような普段と違う鳴き声をする(尿路結石かも!)
こんな場合は、猫ちゃんが『尿路結石』になっているかもしれません。
- トイレの回数が多い
- 1回の尿の量が少ない
- トイレにいる時間が長い
- トイレ以外で尿もれ
- 尿が赤い(血が混じってる)
- おしっこ時に鳴き声を上げる
- トイレの砂がキラキラと光る
- じっとすることが多く、あまり動かない
- お腹を触ると嫌がる
- 下腹部がパンパンになっいる
- 陰部をよく舐める
この中のどれか一つでも当てはまると『尿路結石』の可能性がありますが、複数当てはまっている場合は、その可能性がかなり高いです。
ちなみに、
『尿路結石』とは、石が詰まって「おしっこ」が出なくなる病気。
特に「オス猫」がなりやすい病気で、
「オス猫」は尿道が狭く長いので詰まりやすく、一生で一度は『尿路結石』になると言われるほど発症率の高いの病気です。
おしっこ(尿)が2日間も出てないと、
死ぬこともある怖い病気なので、上記のような症状がみられた場合はすぐに病院に連れて行ってあげてください。
【症状⑥】肌・白目・歯茎が「黄色く」なっている場合(肝臓病かも!)
食欲がなく、肌・白目・歯茎などが黄色くなっている(黄疸)場合、「肝臓病」かもしれません!
原因は「肥満」や「生活習慣病」と考えられていますが、原因の特定が難しい病気です。
肝臓病は症状が出にくく、症状が出た時にはかなり進行していることが多い病気です。
ですので、
肌・白目・歯茎などが「黄色く」なっていたら、すぐに病院に連れていってあげてください。
病気でも、様子を見て大丈夫な【症状まとめ】
こんな症状の場合は、
すぐに病院に行かなくても、少し様子を見てもいいかもしれません。
【様子を見てもいい症状】
- 風邪の症状
- 歯周病・口内炎による「口の中の痛み」
これらの症状によっても、ご飯を食べなくなる場合があります。
【症状①】風邪の症状
猫ちゃんの風邪の症状としては、
- 発熱(39度5分以上)
- くしゃみ
- 鼻水
- せき
- 目のかゆみ・涙・充血
- 鳴き声が出ない・かすれ
これらの症状が見られた場合は、風邪の可能があります。
風邪かもしれない場合は、様子を見ても大丈夫ですが、
長く症状が続くようであれば、病院に連れて行ってあげてください。
【症状②】歯周病・口内炎による「口の中の痛み」
猫ちゃんはとってもデリケートな生き物なので、
「口の中が痛い」だけでも、ご飯を食べません。
口の中が痛くなる原因は、主に「歯周病」と「口内炎」です。
「口内炎」の症状
- よだれを垂らす
- 口がくさい
- 口内が腫れている
- 舌で舐めて「毛づくろい」をしない
人間でも「口内炎」になると、口の中が痛くて食べるのが辛くなりますよね。
それと同じことが猫ちゃんにも起きているわけです。
「歯周病」も人間と同じで、
ひどくなると「歯」が抜けてしまうものです。
【元気はあるけど】猫がご飯を食べない原因とは!
ここまでの内容では、
猫の【習性】と【病気】によって、ご飯を食べない理由をお話してきましたが、
それ以外にもたくさんの「食べない原因」があります。
ここから説明する理由は、
「まったく食べない」わけではなく「食べる量が減った場合」に考えられる原因です。
「アレルギー」が原因で食べない
猫ちゃんに「アレルギー」が発症して、そのせいで食べなくなる場合があります。
元々生まれつき「アレルギー体質」の猫ちゃんもいますが、アレルギーが急に発症する場合もあります。
人間でも花粉症など急に発症する場合がありますよね。
例えば、猫ちゃんに多いのが「小麦アレルギー」!
安いキャットフードには、
値段を安くするために「大量の小麦」が使われていることがあります。
そんな安いキャットフードばっかりを食べてると、「小麦」にアレルギー反応を起こす場合も!
「小麦アレルギー」の発症の原因が、安いキャットフードにあるとは言い切れませんが、
アレルギーが急に発症して、キャットフードを食べなくなることもあります。
猫の「わがまま」が原因で食べない
飼う主さんが猫ちゃんを甘やかしていると「わがまま」で食べない場合があります。
上記でもお話しましたが、
猫は「食べあき」してしまい、今までのキャットフードを急に食べなくなることがあります。
猫ちゃんが食べてくれないからと、飼う主さんが甘やかし、
別の食べ物やおやつなど、猫ちゃんの好物をすぐに与えてしまうと、
猫は「食べなければ、好物がもらえる!」という考えになってしまいます。
そうすると「ゴネればなんとかしてもらえる」という「わがままな性格」になってしまいます。
猫ちゃんが可愛いからと甘やかし過ぎるのは禁物です。
人間の子供でも一緒ですよね。
猫の「好き嫌い」「好みの変化」が原因で食べない
猫ちゃんも、子猫から成猫・シニアへとライフステージが変わることで「食べ物の好み」が変わることがあり、
ご飯の「好き嫌い」で食べなくなる場合があります。
人間でも「味の好み」って変わっていきますよね。
また「食べ物の好み」が変わる原因として「栄養素が合わなくなった」可能性もあります。
ライフステージが変わることで、
必要とする栄養素の量も変化してしまい、今までの食べ物が合わなくなったのかもしれません。
例えば、
子猫なら「多くのタンパク質」を必要としますが、シニアになると「そこまでタンパク質を必要としない」場合もあります。
キャットフード中のタンパク質含量が少なかったり、炭水化物含量が多かったりするだけで、どんなに空腹でも食べないこともあります。
ですので、ライフステージにあったキャットフードを選んであげてることが大事です。
「おやつの与えすぎ」が原因で食べない
「おやつ」を頻繁に与えてしまうと、普段の食事をしなくなる場合があります。
その理由は2つ!
・おやつの味に慣れてしまうから!
・おやつでお腹がふくれてしまうから!
人間に例えると、
「お菓子」の味が好きになって、お菓子以外は食べたくなくなったり、
「お菓子」を食べすぎて、夕食が食べれなくなるのと同じです。
また、
ご飯を食べないからと、その分また「おやつ」を与えてしまうと、
猫ちゃんが学習して「ご飯を食べなければ、おやつがもらえる!」という考えになってしまい、余計に食べなくなる場合があります。
「おやつを与えすぎる」とそれに慣れてしまい、ご飯を食べなくなるので注意してください。
「引越し」が原因で食べない
猫ちゃんは、とってもデリケートな生き物です。
環境が変わると「警戒すると共にストレスがたまり」、そのせいでご飯を食べなくなることがあります。
「他の猫・動物が仲間入り」が原因で食べない
こちらも同じ理由で、
他の猫や動物に警戒心をもち、ストレスでご飯を食べなくなることがあります
「野良猫を飼い猫にした場合」食べない
猫ちゃんはかなり警戒心の強い生き物なので、
一度身につけた習慣をなかなか変えることができない生き物です。
野良猫から飼い猫になった場合、今まで食べていたモノから「キャットフード」に変わることがほとんどだと思いますので、警戒して食べない場合があります。
また、
猫には、生後6ヶ月までに口にしたものを生涯「食べ物として認識」するが、それ以外は「食べ物として認識しない」という性質があります。
ですので、
食べ物がわかると警戒して、すぐには食べてくれない場合があるです。
「夏の季節」が原因で食べない
猫も人間と同じで、季節によって食欲が一時的になくなったり増えたりします。
最新の研究によると『食べる量』は、
- 「春」:普通
- 「夏」:小食
- 「秋」:普通
- 「晩秋~冬」:大食
というサイクルで変動するそうです。
理由としては、「運動量と必要エネルギー量が連動している」「日照時間」「外気温」「体内における消化率の変化」などが考えられますが、正確なことはわかっていないようです。
人間でも、「夏」は食欲が低下しますし「秋」には食欲が増しますよね。
「器が気に入らなくて」食べない
猫はデリケートなので、
キャットフードを入れる「器」を変えただけでも食べない場合があります。
特に、こんな器は嫌がります。
嫌がる「容器」
- ヒゲあたる器
- 銀色のキラキラ光る器
猫にとって「ヒゲ」は敏感な部分なので、
「ヒゲ」が当たらないような「平べったいお皿」がおすすめです。
「器が汚れていて」食べない
猫は、とってもキレイ好きな生き物なので、
「器が汚れている」だけでも食べない場合があります。
ですので、常にキレイにして上げてください。
「成長期が過ぎたこと」が原因で食べない
猫ちゃんは、「1歳~1歳半」で大人の猫になります。
それまでは、成長期なので徐々に食べる量が増えていきますが、
大人の猫になるとそれ以上に体が多きくなることはないので、「食べていた量」が減ります。
逆に、大人になってからも同じ量を食べていると肥満の原因にもなります。
「高齢による食欲低下」が原因で食べない
7歳ぐらいから猫ちゃんも高齢になるので「食べる量」が減ってきます。
人間でも高齢になると、食事の量が減るのと同じです。
ただ、猫ちゃんによっては、高齢になって逆に増える場合もありますので一概には言えません。
「キャットフードを別のモノに切り替えたこと」が原因で食べない
上記でもお話しましたが、
猫ちゃんは警戒心の強い生き物で、
一度身につけた習慣をなかなか変えることができない生き物です。
ですので、
別の新しい「キャットフード」に切り替えただけでも警戒して食べない場合があります。
「におい」や「味」「形」「食感」が変わって、
「これ食べでも大丈夫なのかにゃ~?」と警戒しているのです。
「いつものキャットフードの原材料が微妙に変わってこと」が原因で食べない
上記の「キャットフードが別のモノに変わって」食べないのと同様で、
いつものキャットフードの「原材料」が変わったことで食べなくなる場合もあります。
飼い主さんからしてみれば、
「いつもと同じキャットフードなのに、何で急に食べなくなった?」と疑問の思う人も多いと思いますが、
よくよく調べてみると、
いつものキャットフードの「原材料」が変わっていたり、添加物が増えていたり、工場が変わっていたりしたことが判明した事例もあります。
人間では気づかないことでも、猫ちゃんはそれだけ敏感に反応するということです。
急にご飯を食べなくなった場合は、
いつものキャットフードに変化がないかも調べてみてください。
他にもこんな原因で食べないことも!
- 「繁殖期」で食べない
- 「ストレス」で食べない
- 「手術後」で食べない
- 「ワクチン摂取後」で食べない
- 「エリザベルカラーをつけているから」食べない
などなど。
猫ちゃんはとってもデリケートな生き物なので、人間では考えられないようなちょっとしたことでご飯を食べないこともあるので、猫ちゃんの様子をよく観察してあげてください。
猫がご飯を食べない時の【対処法】(病気以外の場合)
タマちゃん
猫ちゃんにご飯を食べてもらうためにはどうしたらいいの?
ここからは、猫ちゃんがどうしたら食べてもらえるのか?
原因が病気以外の時の「対処法」をお話したいと思います。
病気が原因の場合は、はやく病気に連れていってあげてください。
【対策①】キャットフードを温めて「におい」立たせる!
猫ちゃんがご飯を好んで食べるかどうかの一番の要素は「におい」です。
もちろん「味」「食感」も判断基準ではありますが、
- 猫の嗅覚は、人間の「6倍」
- 猫の味覚は、人間の「12分の1」
- 猫は「塩味」や「甘味」をあまり感じ取れない
と言われています。
このことからも、猫ちゃんにとって「におい」が重要な判断基準であることがわかります。
ですので、
猫ちゃんに喜んで食べてもらうためには、「におい」立たせることが大事!
「におい立たせる」おすすめの方法
おすすめの方法は
- お湯を加えて、ふやかす。
- レンジなどで温める。
ふやかしたり、温めたりすることで、
キャットフードが「におい立ち」食べてくれるようになるわけです。
※お湯の代わりに「鰹節の出汁」だとさらに喜ぶかもしれません。
【注意①】温度
ただ、温度には注意してください。
熱すぎると逆に食べてくれません。人肌の温度に調整してあげてください。
【注意①】密封
キャットフードを保存する場合は、しっかり「密閉して保存」してください。
そうしないと臭いがどんどん逃げていき、においが薄いキャットフードになってしまいます。
また、古いキャットフードの場合、
「におい」が薄れてしまい食べない原因になっているかもしれません。
余談
安いキャットフードは、香料で「におい」立たせて食いつきをよくしています。
逆に言えば、「香料」を使わないと、粗悪な原材料なので食べてくれないのです。
ですので、香料を使っているキャットフードには要注意です。
【対策②】キャットフードに好物をトッピングする
そのままでは食べてくれない場合、
「ウェットフード」や「鰹節」など、猫ちゃんの好物をキャットフードに乗せてあげてみてください。
好物と一緒に喜んで食べてくれるかもしれません。
この方法は、
新しく別のキャットフードして、警戒して食べてくれない場合にも有効です。
【対策③】食べ物を出しっぱなしにしない!
「ムラ食い」の習慣をなくしたい場合は、
食べ物を出しっぱなしにせず、1時間たったら片付けるようにするのがおすすめです。
「今食べないと、食べれなくなる!」という心理を植え付けるわけです。
【対策④】ご飯の時間を決める。
人間の都合で、ご飯をあげる時間がバラバラだと猫ちゃんのリズムが狂います。
リズムが狂って、お腹が減っていない時にご飯をあたえても食べないのは当然!
人間でも、
ランチの時間が遅いと、夕食が食べれなくなりますよね。
ですので、
ご飯の時間を決めて、一定のリズムでご飯をあげることが大事!
食欲不振が解消されるかもしれません。
【対策⑤】「器」や「食べる場所」をキレイに保つ!
猫ちゃんはとってもキレイ好きな生き物なので、
「器」や「食べる場所」が汚いだけで食べない場合があります。
また、人間の目にはキレイに見えても
猫は「におい」に敏感ですので、嫌な臭いが原因で食べない場合もあります。
キレイにすることはもちろんですが、
キレイにするための「洗剤」や「ウェットシート」などにも注意してください。
補足
器は「ヒゲがあたるようなモノ」「キラキラしたモノ」は避けてください。
器は、平べったいお皿がおすすめです。
【対策⑥】手で直接あげてみる
手で直接あげてみると食べてくれる場合があります。
手で直接あげて食べてくれる場合は、
キャットフードの問題ではなく、何かを警戒して食べないだけかもしれません。
【対策⑦】場所や環境を変えてあげる。
引っ越しして新しい場所に変わった場合や、他の猫や動物がいる場合など、
警戒心とストレスで食べない場合があります。
そういう場合は、
ダンボールの中で食べさせてあげるなど、
外敵から身が守れるような狭い場所を作ってあげると、安心して食べてくれる場合もあります。
【対策⑧】3つのフードをローテーション
「食べあき」の対策として、
3つぐらいのキャットフードをローテーションするのも1つの方法です。
ただ、ローテーションするフードを全部食べてくれるという前提がある場合のみ。
猫ちゃんはその性質上、
新しいキャットフードを警戒して食べない場合もあるので、ローテーションできない猫ちゃんもいるので注意!
【対策⑨】「別のキャットフード」に変えた場合
猫ちゃんは、その習性から
急に食べ物を変えると「食べない選択肢」をすることがあります。
ですので、急に変えるのではなく、
「徐々に変えていく」工夫が必要です。
もともと食べていたキャットフードと「新しいモノ」とを混ぜて、
はじめは少量から、徐々に分量を多くしていく方法がおすすめです。
フード | 元のキャットフード | 新しいキャットフード |
1週目 | 90% | 10% |
2週目 | 80% | 20% |
3週目 | 65% | 35% |
4週目 | 50% | 50% |
5週目 | 40% | 60% |
という感じで、徐々に!
ただ,猫ちゃんによってもそのペースはまちまちなので、
もっとペースを上げてもいい場合もあれば、もっと時間をかける必要がある場合もあります。
ですので、猫ちゃんの様子をしっかり見てあげてください。
食べなくても、簡単に元に戻さない!
猫ちゃんが食べてくれないからと「簡単に元の食べ物に戻す」飼う主さんも少なくないと思いますが、それは良くない行為です。
猫ちゃんもバカではないので、
「食べなければ、自分の好きなモノを出してもらえる!」と間違った認識になってしまいます。
ですので、
「食べたくないなら、食べなくていいよ!」と強気な姿勢で、
食べなくても簡単に元に戻さないように注意してください。
ただ、それで体調を崩すようなら話は別です。
アレルギーなどが原因で本当に食べられないかもしれません!
ですので、食べ物を変える時はしっかり猫ちゃんの様子を見てあげてください。