タマちゃん
ニュートロ『デイリーディッシュ』がちょっと気になってるんだけど、
デイリーディッシュの安全性ってどうなのかなぁ?
トラくん
そこで今回は、キャットフードの安全性が心配な人のために、ニュートロ『デイリーディッシュ』の安全性について徹底調査してみました。
結論から先にお伝えすると、
ニュートロ『デイリーディッシュ』成猫用「チキン」の安全性は、
- 総合得点は「68点」
- 総合評価は「Cランク」
原材料に中に少し気になる食材と添加物が3点ありました。
今回は、ニュートロ『デイリーディッシュ』の安全性を徹底調査した内容と、評価が「Cランク」になった理由についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読んでもらえれば、
『デイリーディッシュ』を猫ちゃんにあげても大丈夫かどうかわかると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。
ニュートロ『デイリーディッシュ』成猫用グルメ仕立てのパテタイプとは
ニュートロ『デイリーディッシュ』の種類は、全4種類!
今回、安全性を評価する対象は、
ニュートロ『デイリーディッシュ』成猫用グルメ仕立てのパテタイプの「チキン」ですが、
ニュートロ『デイリーディッシュ』の種類は、全部で4種類!
『デイリーディッシュ』の種類
①チキン(成猫用)
②サーモン&ツナ(成猫用)
③チキン&エビ(成猫用)
④ターキー(成猫用)
今回の対象は、「チキン」ですが、他の3種類についても後で少し触れたいと思います。
▼詳しくはこちら▼
【公式サイト】ニュートロ『デイリーディッシュ』の種類について>>
【評価対象】ニュートロ『デイリーディッシュ』チキンとは!
主な特徴
ニュートロ『デイリーディッシュ』チキン | |
タイプ | 総合栄養食 パテタイプ(ウェットフード) |
主原材料 | チキン |
対応猫 | 成猫用 |
カロリー | 38kcal /1トレイ(37.5g) |
原産国 | アメリカ |
特徴 | ウェットタイプの総合栄養食 グレインフリー(穀物フリー) |
デイリーディッシュ「チキン」の『価格』
75g ✕ 8個セット | 1,743円(税込) |
75g ✕ 24個セット | 3,970円(税込) |
デイリーディッシュ「チキン」の『原材料』と『成分』
原材料
原材料
分かりやすいように「原材料」を色分けしています。
※「黄」➡ 気になる食材
※「青」➡ 添加物
※「赤」➡ 危険な「添加物・食材」
クロちゃん
成分
栄養成分値 | |
タンパク質 | 12%以上 |
脂質 | 5%以上 |
粗繊維 | 1%以上 |
灰分 | 4%以下 |
水分 | 78%以下 |
代謝エネルギー | 38kcal /1トレイ(37.5g) |
デイリーディッシュ「チキン」の中身をあけてみると。
【徹底評価】ニュートロ『デイリーディッシュ』チキンの安全性が『Cランク』の理由とは?
ニュートロ『デイリーディッシュ』の安全評価は「Cランク」!
安全性について徹底評価した結果、スバリ!安全性の評価は「Cランク」!
ニュートロ『デイリーディッシュ』成猫用
グルメ仕立てのパテタイプ「チキン」の総合評価は、
総合得点は「68点」
総合評価は「Cランク」
各項目を評価した結果!
7つの項目について、それぞれを評価した結果がこちらです。
評価項目 | 評価 | 点数 |
①【主原材料】の安全性 | A | 15点 (20点満点中) |
②【食材】の安全性 | A | 15点 (20点満点中) |
③【添加物】の安全性 | B | 10点 (20点満点中) |
④【アレルギー】の安全性 | AA | 20点 (20点満点中) |
⑤【栄養値】 | A | 8点 (10点満点中) |
⑥【プラス】のポイント | なし | |
⑦【マイナス】のポイント | なし | |
総合得点 | 68点 (100点満点中) | |
【点数】※『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点 |
【評価項目①】『主原材料』の安全性
【主原材料】の安全性
評価 A 15点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【主原材料】の評価内容 | 結果 |
第1主原材料が「肉」or「魚」か? | チキン |
第2主原材料は? | 鶏レバー |
品質に問題はないか? | 品質にこだわっている |
主原材料の原産国は? | 不明 |
※第1主原材料とは:原材料の中で1番多く使われている食材 ※第2主原材料とは:原材料の中で2番目に多く使われている食材 |
原材料
「A」評価の詳しい理由
主原材料の安全性が「A」評価の理由は、
主原材料が「チキン」で、さらに品質も重視しているからです。
さらに、第2主原材料も「鶏レバー」なので安心です。
値段が安い粗悪なキャットフードの場合、
主原材料は主に「穀物」ですが、「デイリーディッシュ・チキン」の主原材料は「お肉」です。
猫ちゃんは完全肉食動物なので、猫の体にとって一番必要な食材は「お肉 or 魚」です。
猫ちゃんの健康を考えると、原材料の中で「お肉 or 魚」が一番多く使われているフードが好ましいわけで、その点について「デイリーディッシュ」は申し分ありません。
品質にもこだわった考えなので、【主原材料】の安全性は「A」評価です。
クロちゃん
【評価項目②】『食材』の安全性
【食材】の安全性
評価 A 15点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【食材】の評価内容 | 結果 |
猫の体に「良くない食材」が使われていないか? | 少し気になる食材が2点入っている。ただ危険性はなさそう。 |
原材料
「B」評価の詳しい理由
危険性はないと思いますが、原材料の中で少し気になる食材が「肉類エキス」と「フィッシュオイル」。
「肉類エキス・フィッシュオイル」と聞いて、具体的にどんなものなのかイメージできますでしょうか?
正直「どんなエキス・オイルなのか」よくわかりませんよね!
肉類や魚から抽出した「エキス」や「オイル」ということはわかりますが、「どんな肉や魚から抽出したものなのか?」よくわかりません。
もしかすると、粗悪なお肉や魚から抽出したものかもしれません。
「肉類エキス」と「フィッシュオイル」に危険性があるわけではないと思いますが、実際どんなものなのかよくわからないのも事実なので、
【食材】の安全性は「A」評価にしています。
【評価項目③】『添加物』の安全性
【添加物】の安全性
評価 B 15点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【添加物】の評価内容 | 結果 |
猫の体に「危険な添加物」が使われていないか? | 少し気になる添加物が1点 |
原材料
「B」評価の詳しい理由
実は、原材料の中に少し気になる添加物が「1点」あります。
その「気になる添加物」がこちら。
気になる添加物 | 内容 |
グァーガム | マメ科の植物グァーから得られる植物由来の天然食物繊維で多糖類に分類されます。主に「とろみ」や「粘り気」を出したりする増粘剤の用途で使用されることが多い。天然由来の成分なので、安全性の高い食品添加物と言われています。ただ一方で、下痢や吐き気などの胃腸の不調を起こす可能性や、長期にわたって摂取すると栄養の吸収を妨げる。という意見もあり、その安全性には不透明な部分もあります。 |
この添加物は、安全性に少し気になる部分があるので、少し心配な添加物です。
この添加物が入っているからと言って「猫ちゃんの体に絶対に悪い!」というわけではありませんが、その安全性に不透明な部分があるのも確かなので、
【食材】の安全性は「B」評価にしています。
【評価項目④】『アレルギー』の安全性
【アレルギー】の安全性
評価 AA 10点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【アレルギー】の評価内容 | 結果 |
アレルギーの原因になりそうな食材が入っていないか? | 特になし |
原材料
「A」評価の詳しい理由
アレルギー症状を引く起こす食材はたくさんあり、どの食材でアレルギーになるのかは、それぞれ個体によっても違うので、どの食材が悪いのかを決めつけるのは非常に困難です。
特定の食材でアレルギーになる猫ちゃんもいれば、ならない猫ちゃんもいます。人間のアレルギーでも同じで、「卵」でアレルギーになる人もいれば、ならない人もいますよね。
ですが、
アレルギーの原因として報告されることが多い食材はいくつかありますので、その食材が入っているかどうかで安全性について評価したいと思います。
アレルギーの原因として報告されることが多い食材
- 肉や魚のタンパク質
- 小麦
- 大豆
- とうもろこし
『アレルギーの原因として報告されることが多い食材』は入っている? | |
肉や魚のタンパク質 | 使用 |
小麦 | 不使用 |
大豆 | 不使用 |
とうもろこし | 不使用 |
肉や魚のタンパク質に関しては、猫ちゃんにとって「主食」ですので避けることはできませんが、その他のアレルギー原因になりそうな食材は使われていないので安心です。
ですので、【アレルギー】の安全性は「AA」評価にしています。
【評価項目⑤】『栄養値』
栄養値
評価 A 8点(10点満点中)
※【点数】『AA』10点、『A』8点、『B』5点、『C』3点、『D』0点
【栄養値】の評価内容 | 結果 |
栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているか? | 必須栄養素である「タンパク質」と「脂肪」は、基準をクリアしてる。 |
「A」評価の詳しい理由
デイリーディッシュの栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているのか比較してみると、
■「デイリーディッシュの栄養値」と「AAFCOの栄養基準」を比較
栄養成分 | デイリーディッシュ | AAFCOの基準(最小値 ) | ||
チキン | 成猫 | 幼猫 | ||
表記してある数値 | 「水分」を取り除いた数値 | |||
タンパク質 | 12.0%以上 | 54.5% | 26.0%以上 | 30.0%以上 |
脂肪 | 5.0%以上 | 22.7% | 9.0%以上 | 9.0%以上 |
水分 | 78.0%以下 | 0% | ー | ー |
※「AAFCO」とは:(米国飼料検査官協会)の栄養基準値 ※「日本のペットフード協会」の基準もこの 「AAFCO」を参考にしています。 ※「AAFCOの栄養基準」はこちら>> |
AAFCOの基準は、「水分を取り除いた数値」で表記してあります。
デイリーディッシュには「78%の水分」が含まれた状態の数値になっているので、一見すると「AAFCCの基準」を下回っているように見えるのですが、
水分(78%)を取り除いて計算し直すと、デイリーディッシュの数値が大幅に変わります。
「水分を取り除いた数値」で比較すると、
猫ちゃんにとって必須栄養素である「タンパク質」と「脂肪」の栄養値は、「AAFCOの基準」をしっかりクリアしているので安心です。
「デイリーディッシュ」のすべての栄養値については公表されておらず、わかる範囲でしか比較できなかったので、【栄養値】は「A」評価にしています。
高タンパクなフードは「シニア猫」「腎臓病の猫」には注意!
高タンパクなフードは、「高齢の猫ちゃん」や「腎臓病の猫ちゃん」には不向きなので注意してください。
詳しくは後ほど説明したいと思います。
【評価項目⑥】『プラス』のポイント
【プラス】の評価内容 | 結果 |
その他に何か「プラス評価」のポイントはあるか? | 特になし |
特にプラスになるようなポイントはありませんでした。
【評価項目⑦】『マイナス』のポイント
【マイナス】の評価内容 | 結果 |
その他に何か「マイナス評価」のポイントはあるか? | 特になし |
特に減点になるようなポイントはありませんでした。
総合評価
評価項目 | 評価 | 点数 |
①【主原材料】の安全性 | A | 15点 (20点満点中) |
②【食材】の安全性 | A | 15点 (20点満点中) |
③【添加物】の安全性 | B | 10点 (20点満点中) |
④【アレルギー】の安全性 | AA | 20点 (20点満点中) |
⑤【栄養値】 | A | 8点 (10点満点中) |
⑥【プラス】のポイント | なし | |
⑦【マイナス】のポイント | なし | |
総合得点 | 68点 (100点満点中) |
ニュートロ『デイリーディッシュ』成猫用
グルメ仕立てのパテタイプ「チキン」
総合評価 C ランク
気になる点としては、原材料の中に「肉類エキス、フィッシュオイル、グァーガム」が入っているところです。
これらの食材が入っているからと言って「猫ちゃんの体に絶対に悪い!」というわけではありませんが、その安全性に不透明な部分があるのも確かなので、ちょっと心配です。
各「評価ランク」と「得点」の詳細
評価ランク | 得点 | 内容 |
「AAA」ランク | 100点 | 何も言うことなしの完璧キャットフード!猫ちゃんの健康を最優先に考えるなら絶対にコレをあげるべき!!超おすすめのキャットフードです。 |
「AA」ランク | 90点以上 | 安全性に何も問題ない優良キャットフード! |
「A」ランク | 80点以上 | 安全性の高いおすすめのキャットフード! |
「B」ランク | 70点以上 | 少し気になる点はあるが、そこまで安全性に心配はないキャットフード! |
「C」ランク | 60点以上 | 気になる点がいくつかあり、安全性が少し心配なキャットフード! |
「D」ランク | 50点以上 | 安全性が心配なおすすめできないキャットフード! |
「E」ランク | 50点未満 | 危険性がある要注意キャットフード! |
ニュートロ『デイリーディッシュ』猫用の口コミ・評判
タマちゃん
このサイトの総合評価は「C」ランクだけど、世間の評価はどうなのかなぁ?
世間の評価も気になるよね。
そこで、実際にニュートロ『デイリーディッシュ』を与えている人の「口コミ・評判」も調べてみたよ。
トラくん
ニュートロ『デイリーディッシュ』の世間の意見
口コミ・評判まとめ
みんなの意見をまとめてみると、
口コミ・評判まとめ
- まったく食べてくれず
- 食べ終わった皿をずっとペロペロしてた
- かなり気に入ったらしく、完食しました
アマゾンの口コミ・評判
アマゾンでの「口コミ・評判」も調べてみると、評価は『星3.7』!
「星5つ」が『80%』もあるので、ほとんどの人が高評価をつけているようですね。
デイリーディッシュ「サーモン&ツナ」「チキン&エビ」「ターキー」の評価
デイリーデッシュ全種類の評価
種類 | ニュートロ『デイリーディッシュ』成猫用 グルメ仕立てのパテタイプ | |||
チキン | サーモン&ツナ | チキン&エビ | ターキー | |
第1主原材料 | チキン | サーモン | チキン | ターキー |
第2主原材料 | 鶏レバー | チキン 鶏レバー ツナ | 鶏レバー エビ | 鶏レバー |
その他の原材料 | 肉類エキス、フィッシュオイル、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、増粘安定剤(グァーガム) | |||
タンパク質 | 12%以上 | |||
脂肪 | 5%以上 | |||
粗繊維 | 1%以下 | |||
水分 | 78%以下 | |||
カロリー/100g | 38kcal | 38kcal | 41kcal | 47kcal |
評価 | C | C | C | C |
デイリーデッシュは、「第1」と「第2」主原材料が違いだけで、他はすべて同じ食材が使われています。
ですので、どの種類の評価もチキンと同じ「C評価」になります。
ニュートロ『デイリーディッシュ』は「高齢・腎臓病」の猫には注意!
ニュートロ・デイリーディッシュはどの種類も「高タンパク」なウェットフードです。
猫ちゃんは完全肉食動物なので十分なタンパク質が必要ですが、
高タンパクなキャットフードは「高齢」な猫ちゃんや「腎臓病」の猫ちゃんには注意が必要です。
デイリーディッシュは、1トレイ(半分)だと「38kcal」しかないので、ドライフードに「+α」としてあげる分には問題ありませんが、
デイリーディッシュだけで1日分の食事をまかなおうとすると「タンパク質の摂取量」が多くなるので、あげ過ぎには注意してください。
参考
ちなみに、デイリーディッシュのみをあたえる場合、体重4Kgの猫ちゃんで「約6トレイ(3個)」が1日で必要です。
腎臓病(腎不全)の場合、尿素を排出しきれずに腎臓に負担がかかる
健康な猫ちゃんの場合、タンパク質が体内で分解吸収されると、同時に「尿素」と呼ばれる物質が生成されますが、全て体外に排出されますので特に問題ありません。
ですが、腎臓病の場合は、
「尿素」を排出しきることができず「腎臓に負担」をかけてしまう場合があります。
シニア猫も腎臓に負担がかかる
猫ちゃんは高齢になると腎臓病になりやすくなり、症状が出ていない場合でも腎臓機能が低下している場合があります。
そのため、シニア猫ちゃんの場合も
「尿素」を排出しきることができず「腎臓に負担」をかけてしまう場合があるのです。
ですので、
「高齢」や「腎臓病」の猫ちゃんには、高タンパクなフードは不向きなので注意が必要です。
ニュートロ『デイリーディッシュ』をあげる量
『デイリーディッシュ』のみをあげる場合の「1日の量」は?
猫の体重 | 1日の摂取カロリー | デイリーデッシュの量 | デイリーデッシュの個数 |
1kg | 80kcal | 80g | 約2.1トレイ |
2kg | 130kcal | 130g | 約3.5トレイ |
3kg | 170kcal | 170g | 約4.5トレイ |
4kg | 210kcal | 210g | 約5.6トレイ |
5kg | 245kcal | 245g | 約6.5トレイ |
6kg | 280kcal | 275g | 約7.3トレイ |
※1トレイ:38kcal(37.5g) ※デイリーデッシュは1個(2食分)の半分が「1トレイ」です。 |
成猫の標準体重「4kg」の場合、
『デイリーディッシュ』のみで1日の食事をまかなうと、1日「約5~6トレイ」の量が必要な計算になります。
1日「約5~6トレイ」となると結構な金額になるので、ドライフードと合わせてあげるのが現実的かもしれません。