今回は、キャットフードの安全性が心配な方のために、『カルカン ドライ(成猫用)』の安全性について徹底調査してみました。
評価対象のキャットフード
商品名:カルカン ドライ 成猫用 毛玉ケア かつおとチキン味
結論から先にお伝えすると、
『カルカン ドライ(成猫用)』の安全性は、
- 総合得点は「26点」
- 総合評価は「Eランク」
\キャットフードアドバイザーから一言/
カルカン ドライ(成猫用)は、主原材料が「穀物・ミール類」が中心になっていたり、「アレルギーが心配な食材」が第1主原材料になっていたり、発がん性の疑いのある添加物が使用されていたりと、
正直、猫ちゃんの健康を考えるとおすすめできない危険なキャットフードです!!
今回は、『カルカン ドライ(成猫用)』の安全性を徹底調査した内容と、評価の結果が「Eランク」「26点」になった理由についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読んでもらえれば、
『カルカン ドライ(成猫用)』を猫ちゃんにあげても本当に大丈夫かどうかわかると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。
【評価対象】カルカン ドライ(成猫用)とは?
カルカン ドライ(成猫用)の種類
今回、安全性を評価する対象は、
カルカン ドライ 成猫用(毛玉ケア かつおとチキン味)ですが、
カルカン ドライの「毛玉ケア」は全部で3種類!
その3種類がこちら!
- かつおとチキン味
- 肥満が気になる猫用まぐろと野菜味
- まぐろとかつお味
この3種類は配合されている食材に若干の違いがあります。
ですが、主原材料などは同じものがベースになっているので、成分的にはそこまで大きな違いはありません。
カルカン ドライ(成猫用)の『主な特徴』と『価格』
主な特徴
カルカン ドライ 成猫用(毛玉ケア かつおとチキン味) | |
栄養タイプ | 総合栄養食 |
フードタイプ | ドライフード |
主原材料 | とうもろこし |
対応猫 | 1~7歳 |
カロリー | 355kcal/100g |
原産国 | タイ |
特徴
|
価格
1.6kg | 482円(税込)アマゾン価格 |
カルカン ドライ(成猫用)の『原材料』と『成分』
原材料
原材料
穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス等)、大豆、家禽類、ビートパルプ、植物性タンパク、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス等)、野菜類(ほうれん草、にんじん等)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、BHA、BHT)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5)
分かりやすいように「原材料」を色分けしています。
※「黄」➡ 気になる食材
※「青」➡ 添加物
※「赤」➡ 危険な「添加物・食材」
成分
栄養成分値 | |
タンパク質 | 30.0%以上 |
脂質 | 17.0%以上 |
粗繊維 | 5.0%以下 |
灰分 | 10.0%以下 |
水分 | 12.0%以下 |
カルシウム | 1.00% |
リン | 0.9.% |
タウリン | 0.10% |
リノール酸 | 1.00% |
マグネシウム | 0.09% |
ビタミンE | 80 IU/kg |
ビタミンA | 10000 IU/kg |
代謝エネルギー | 約355kcal/100g |
【徹底評価】カルカン ドライ(成猫用)の安全性が『Eランク』の理由とは?
『カルカン ドライ(成猫用)』の安全性評価は「Eランク」!
うちねこ
安全性について徹底評価した結果、スバリ!安全性の評価は「Eランク」です!
『カルカン ドライ(成猫用)』の総合評価は、
- 総合得点は「26点」
- 総合評価は「Eランク」
各項目を評価した結果!
7つの項目について、それぞれを評価した結果がこちらです。
「成猫」に対しての評価です。
評価項目 | 評価 | 点数 |
①【主原材料】の安全性 | D | 0点 (20点満点中) |
②【食材】の安全性 | B | 10点 (20点満点中) |
③【添加物】の安全性 | D | 0点 (20点満点中) |
④【アレルギー】の安全性 | C | 5点 (20点満点中) |
⑤【栄養値】 | AA | 10点 (10点満点中) |
⑥【プラス】のポイント | +1点 | |
⑦【マイナス】のポイント | なし | |
総合得点 | 26点 (100点満点中) | |
【点数】※『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点 |
※「子猫」に対しての評価は、また後ほど発表したと思います。
うちねこ
その理由について、順番に説明していきたいと思います。
【評価項目①】『主原材料』の安全性
【主原材料】の安全性
評価 D 0点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【主原材料】の評価内容 | 結果 |
第1主原材料が「肉」or「魚」か? | 穀類(とうもろこし、小麦等) |
第2主原材料は? | 肉類(チキンミール、チキンエキス等) |
品質に問題はないか? | 不明 |
主原材料の産地は? | 不明 |
※第1主原材料とは:原材料の中で1番多く使われている食材 ※第2主原材料とは:原材料の中で2番目に多く使われている食材 |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス等)、大豆、家禽類、ビートパルプ、植物性タンパク、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス等)、野菜類(ほうれん草、にんじん等)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、BHA、BHT)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5)
【主原材料の安全性】が「D」評価の理由
「D」評価の理由は、
- 第1主原材料が「穀類」になっている!
- さらに、第2主原材料の肉類が「〇〇ミール・〇〇エキス」になっている!
【理由①】第1主原材料が「穀物」は良くない!
猫ちゃんは完全肉食動物なので、猫の体にとって一番必要な食材は「お肉 or 魚」です。
しかし、1番多く配合されているのが「穀類」になっているのはよくありません!
世間では、猫ちゃんは「穀物」を消化することが出来ないので「猫の体には良くない」と言われていますが、加熱調理されたキャットフードなら問題なく消化できますし、少量なら問題はありません。
むしろ、「穀物に含まれる食物繊維が猫ちゃんの腸内環境を整える働きがある」ので、適量の穀物なら猫ちゃんにとって必要な食材です。
ですので、「穀類」が使われていること自体は問題ありませんが、第2原材料になっているためその量に問題があります!
【理由②】第2主原材料が「〇〇ミール・〇〇エキス」も良くない!
「〇〇ミール」とは:肉を粉砕して乾燥させた粉末のこと
キャットフードのつなぎ、たんぱく源として使用することが多いのですが、人間が食べられない食材である可能性もあります。
粉末状にされているため「実際どんな品質のものが使われているのかわからない!」という不透明な部分があります。
また、「〇〇エキス」もどの部分が使用されているか明白ではなく、安全性に疑問があります。
もしかすると、こんな物がごちゃ混ぜにされているかもしれません。
「ミール類」「エキス類」に使われている可能性のある食材
- 本来食べない部位(内臓や爪、骨など)
- 食べることが出来ないお肉(腐ったお肉り、病気で死んだお肉、死骸など)
- 必要な部分を取り除いた「残りカス」の集まり
こんな物がごちゃ混ぜにされて「ミンチ状」や「粉末状」になってキャッフードに入っていたら、
そんなキャットフードが猫ちゃんの体に良いわけがありませんよね!!
しかも、それが食材の中で2番目に多く入っているわけですから!
「ミール類やエキス類が絶対に粗悪なモノ!」とは言い切れませんが、その安全性には不透明な部分があるのも確かです。
ですので、【主原材料】の安全性は「D」評価にしています。
うちねこ
【評価項目②】『食材』の安全性
【食材】の安全性
評価 B 10点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【食材】の評価内容 | 結果 |
猫の体に良くない「危険な食材」が使われていないか? | 気になる食材が「5点」ある |
品質に問題はないか? | 不明 |
食材の産地は? | 不明 |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス等)、大豆、家禽類、ビートパルプ、植物性タンパク、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス等)、野菜類(ほうれん草、にんじん等)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、BHA、BHT)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5)
※「黄」➡ 気になる食材
【食材の安全性】が「B」評価の理由
原材料の中に、気になる食材が「5点」ありました。
その「気になる食材」がこちら。
気になる食材 | 内容 | 危険性 |
家禽類 | 「家禽」とは、飼育される鳥の総称。人が食べない部位や、死骸や腐敗した粗悪な肉を使っている可能性もあります。すべての「家禽」がそうとは限りませんが、安全性に不透明な部分があるのも確かです。 | 低 |
ビートパルプ | 甜菜(砂糖大根、シュガービート)から砂糖を作るときにできる「残りカス」。「カサ増し」や「食物繊維の増量」の目的で使用されることが多く、そこまでの危険性はありませんが栄養価はなく不必要な食材です。 | 低 |
植物性タンパク | 植物の中からタンパク質だけを抽出してつくる食品。植物性タンパク自体には問題ありませんが、原材料の中に穀類や植物性のものが多いのが少し気になります。そもそも猫ちゃんが多く必要としているタンパク質は「動物性たんぱく質」ですので、「植物性たんぱく質」を使用する意味が不透明です。 | 低 |
油脂類(パーム油、大豆油) | パームや大豆などから抽出された油脂。栄養補助、嗜好性を高める役割で使用される。安全性に賛否あり。 | 低 |
カツオエキス フィッシュエキス | どの部分を使用しているのか不明。本来捨てるべき部分を混ぜ合わせている可能性もあり、安全性は不透明。 | 低 |
これらの食材はその安全性に気になる部分があり、少し心配な食材です。
これらの食材が入っているからと言って「猫ちゃんの体に絶対に悪い!」とは言えませんが、その安全性には不透明な部分があるのも確かなので、
【食材】の安全性は「B」評価にしています。
うちねこ
【評価項目③】『添加物』の安全性
【添加物】の安全性
評価 D 0点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【添加物】の評価内容 | 結果 |
猫の体に「危険な添加物」が使われていないか? | 危険な添加物が使われている |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス等)、大豆、家禽類、ビートパルプ、植物性タンパク、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス等)、野菜類(ほうれん草、にんじん等)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、BHA、BHT)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5)
※「赤」➡ 危険な添加物
※「青」➡ 添加物
【添加物の安全性】が「D」評価の理由
『カルカン ドライ(成猫用)』には、危険な「酸化防止剤と着色料」が入っているので要注意!
その危険なものがこちら!
■『カルカン ドライ(成猫用)』に使用されている危険な添加物
添加物 | 役割 | 内容 | 危険性 |
BHA | 酸化防止剤 | 「BHA」とはブチルヒドロキシアニソールの略。酸化防止剤の役割として添付されている成分。発がん性の疑いがあり、人間への使用は禁止されている。 | 高 |
BTA | 「BTA」とはベンゾトリアゾールの略。酸化防止剤の役割として添付される成分。発がん性の疑いがあるとされている。 | 高 | |
赤色102号、青色2号、 黄色4号、黄色5号 | 着色料 | アレルギー、発がん性の疑いあり!赤色102号は欧米の一部では使用禁止となっている。 | 高 |
着色料は「見た目をよくするためだけ」に入っており、栄養などもありませんから、猫ちゃんではなく、飼い主さんへのアピールのためです。
特に「赤色102号」は欧米の一部では使用禁止となっている成分なので要注意です!
また、酸化防止剤として使用されている「BHA・BTA」は、発がん性を指摘されており、人間への使用は禁止されている成分でもあるので要注意です!
これらの添加物が入っているからと言って「絶対に病気になる!」とは言えませんが、リスクが指摘されているのも事実なので、猫ちゃんの健康を考えるなら避けることを強くおすすめします!
ですので、【添加物】の安全性は「D」評価にしています。
うちねこ
人間への使用が禁止されている添加物が入っているので、正直おすすめはできません!
【評価項目④】『アレルギー』の安全性
【アレルギー】の安全性
評価 C 5点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【アレルギー】の評価内容 | 結果 |
アレルギーの原因になりそうな食材が入っていないか? | 気になる食材が「3点」 |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス等)、大豆、家禽類、ビートパルプ、植物性タンパク、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス等)、野菜類(ほうれん草、にんじん等)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、BHA、BHT)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5)
※「ピンク」➡ アレルギーの原因になるかもしれない食材
【アレルギーの安全性】が「C」評価の理由
アレルギー症状を引く起こす食材はたくさんあり、どの食材でアレルギーになるのかは、それぞれ個体によっても違うので、どの食材が悪いのかを決めつけるのは非常に困難です。
特定の食材でアレルギーになる猫ちゃんもいれば、ならない猫ちゃんもいます。人間のアレルギーでも同じで、「卵」でアレルギーになる人もいれば、ならない人もいますよね。
ですが、アレルギーの原因として報告されることが多い食材はいくつかありますので、その食材が入っているかどうかで安全性については評価したいと思います。
アレルギーの原因として報告されることが多い食材
- 肉や魚のタンパク質
- 小麦
- 大豆
- とうもろこし
では、これらの食材が『カルカン ドライ(成猫用)』に入っているのか?確認してみると。
アレルギーの原因として報告されることが多い食材 | 使用 or 不使用 | 使用食材 |
肉や魚のタンパク質 | 使用 | チキンミール、チキンエキスかつおエキス、フィッシュエキス |
小麦 | 使用 | 小麦 |
大豆 | 使用 | 大豆 |
とうもろこし | 使用 | とうもろこし |
肉や魚のタンパク質は、猫ちゃんにとっては「必ず必要な栄養」ですので避けることはできませんが、
その他の食材で、アレルギーが気になる食材が3点!
- 小麦
- 大豆
- とうもろこし
特に「とうもろこし・小麦」は、第1主原材料なので使用されている量が一番多い食材になっており、
「小麦」はアレルギーの原因として報告されることが多く、「小麦アレルギー」になる猫ちゃんが多いので注意が必要です。
これらの食材が入っているからと言って「絶対にアレルギーになる!」とは言えませんが、アレルギーの原因になりそうな食材が3種類も入っており、また第1主原材料としても使用されています。
そのためアレルギーになる可能性が高いかもしれないので、【アレルギー】の安全性は「C」評価にしています。
うちねこ
【評価項目⑤】『栄養成分値』
栄養値
評価 AA 10点(10点満点中)
※【点数】『AA』10点、『A』8点、『B』5点、『C』3点、『D』0点
【栄養成分値】の評価内容 | 結果 |
栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているか? | 「AAFCOの基準」をクリアしている |
【栄養成分値】が「AA」評価の理由
『カルカン ドライ(成猫用)』の栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているのか比較してみると、
■「カルカン ドライの栄養値」と「AAFCOの栄養基準」を比較
栄養成分 | カルカン | AAFCOの基準(最小値 ) | 合 否 | ||
成猫 | 成猫 | 幼猫 | |||
表記してある数値 | 「水分」を取り除いた数値 | 「水分」を取り除いた数値 | |||
タンパク質 | 28.0%以上 | 約31.8% | 26.0%以上 | 30.0%以上 | 〇 |
脂肪 | 10.0%以上 | 省略 | 9.0%以上 | 9.0%以上 | 〇 |
粗繊維 | 5.0%以下 | 省略 | ー | ー | ー |
灰分 | 9.0%以下 | 省略 | ー | ー | ー |
水分 | 12.0%以下 | 0% | ー | ー | ー |
カルシウム | 1.0% | 省略 | 0.6%以上 | 1%以上 | 〇 |
リン | 0.9% | 省略 | 0.5%以上 | 0.8%以上 | 〇 |
タウリン | 0.1% | 省略 | 0.1%以上 | 0.1%以上 | 〇 |
リノール酸 | 1.0% | 省略 | 0.6%以上 | 0.6%以上 | 〇 |
マグネシウム | 0.09% | 省略 | 0.04%以上 | 0.08%以上 | 〇 |
ビタミンE | 80 (IU/kg) | 省略 | 40以上 (IU/㎏) | 40以上 (IU/㎏) | 〇 |
ビタミンA | 10000 (IU/kg) | 省略 | 3,332~333,300 (IU/kg) | 6,668~333,300 (IU/kg) | 〇 |
エネルギー | 355kcal /100g | ー | ー | ー | ー |
※成猫:1歳以上 幼猫:1歳未満 ※「ー」は、基準値なし ※「AAFCO」とは:(米国飼料検査官協会)の栄養基準値 ※「日本のペットフード協会」の基準もこの 「AAFCO」を参考にしています。 ※「AAFCOの栄養基準」について詳しくはこちら>> |
『カルカン ドライ(成猫用)』のすべての栄養値は公表されていないので、わかる範囲で比較してみました。
猫ちゃんにとって必須栄養素である「タンパク質」と「脂肪」の栄養値は、「AAFCOの基準」をしっかりクリアしているので安心です。
また、他の「かわっている範囲の栄養成分」についても全て基準をクリアしていることがわかります。
ですので、【栄養値】は「AA」評価にしています。
うちねこ
【評価項目⑥】『プラス』のポイント
+ポイント
評価 +1点(10点満点中)
【プラス】の評価内容 | 結果 |
その他に何か「プラス評価」のポイントはあるか? | 特になし |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス等)、大豆、家禽類、ビートパルプ、植物性タンパク、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス等)、野菜類(ほうれん草、にんじん等)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、BHA、BHT)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5)
※「オレンジ」➡ 猫ちゃんの体に良い食材
『『カルカン ドライ(成猫用)』には、猫ちゃんの体に良い「タウリン」が入っています!
タウリン
うちねこ
【評価項目⑦】『マイナス』のポイント
-ポイント
評価 -0点
【マイナス】の評価内容 | 結果 |
その他に何か「マイナス評価」のポイントはあるか? | 特になし |
うちねこ
【総合評価】『カルカン ドライ(成猫用)』は、Eランク(26点)
評価項目 | 評価 | |
成猫 | 子猫 | |
①【主原材料】 | D 0点 (20点満点中) | D 0点 (20点満点中) |
②【食材】 | B 10点 (20点満点中) | B 10点 (20点満点中) |
③【添加物】 | D 0点 (20点満点中) | D 0点 (20点満点中) |
④【アレルギー】 | C 5点 (20点満点中) | C 5点 (20点満点中) |
⑤【栄養値】 | AA 10点 (10点満点中) | AA 10点 (10点満点中) |
⑥【プラス】ポイント | +1点 | +1点 |
⑦【マイナス】ポイント | なし | なし |
総合得点 | 26点 (100点満点中) ※成猫の場合 | 26点 (100点満点中) ※子猫の場合 |
カルカン ドライ 成猫用
毛玉ケア かつおとチキン味
総合評価 Eランク
危険性がある要注意キャットフード!
\キャットフードアドバイザーの結論/
気になる点としては、
- 第1主原材料が「穀物」になっている
- 第2主原材料に「ミール類・エキス類」になっている
- アレルギーの原因になりそうな「トウモロコシ&小麦&大豆」が入っている!しかも第1主原材料で
- 発がん性の疑いがある危険な添加物が入っている
正直、猫ちゃんにはおすすめできないキャットフードです!
第1原材料に「とうもろこし・小麦」が使っているのはよくありませんし、更に大豆も使用されています。アレルギーの観点から見ても少々心配です。
そして、全体的な品質も心配です。
ミール類や家禽類の肉類を使用していることもそうですし、添加物の内容もそうです。
特に添加物が心配で、人間に使用禁止となっている「BHA」、欧米の一部では使用禁止となっている「赤色102号」も使用されているなど、その安全性がとても心配です。
こういった添加物が入っているからといって「絶対病気になる!」とは言えませんが、入っていない方が猫ちゃんの体に良いのは間違いないですからね。
人間でも添加物のとりすぎは良くありませんが、猫ちゃんは人間よりも何倍も体が小さいので、人間以上に気をつけておいた方が良いので要注意です!
正直、穀類や品質、アレルギー、添加物など、全てにおいて「おすすめできないキャットフード」ですので、できれば他のフードを選んであげるようにして下さい。
「評価ランク」と「得点」の詳細
評価ランク | 得点 | 内容 |
「AAA」ランク | 100点 | 何も言うことなしの完璧キャットフード!猫ちゃんの健康を最優先に考えるなら絶対にコレをあげるべき!!超おすすめのキャットフードです。 |
「AA」ランク | 90点以上 | 安全性に何も問題ないおすすめキャットフード! |
「A」ランク | 80点以上 | 安全性の高い優良キャットフード! |
「B」ランク | 70点以上 | 少し気になる点はあるが、そこまで安全性に心配はないキャットフード! |
「C」ランク | 60点以上 | 気になる点がいくつかあり、安全性が少し心配なキャットフード! |
「D」ランク | 50点以上 | 安全性に心配があるおすすめできないキャットフード! |
「E」ランク | 50点未満 | 危険性がある要注意キャットフード! |