タマちゃん
猫ちゃんをよく見ると、なんだかいっぱい「フケ」が出てて・・・
これって病気じゃないよね?
うちねこ
何もしなくても出てくる「フケ」ですが、たくさん出てくると「コレって病気じゃないよね!?」と心配になりますよね。
そこで今回は、猫ちゃんにフケが出る原因とその対策についてお話したいと思います。
フケの取り方(ブラッシングの仕方やシャンプー)についてもまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください(*^_^*)
そもそも、猫にフケが出る原因とは?
猫ちゃんにフケが出る原因には、大きく分けると「病気の場合」と「そうでない場合」があります。
病気がどうかを見極めるには病院が確実ですが、自分でできる方法は「猫の様子を見ること」です。
病気であれば、こんな症状が!
「痒そうにしている、肌が赤くなっている、かきすぎて血が出来ている」ということも・・・。
「病気が原因」でフケが出る場合
フケが出るときに考えられる『病気』には、こんなことが考えられます。
フケが出る病気
- 皮膚病
- 寄生虫や感染症
- 糖尿病
- アレルギー
皮膚病
皮膚病になると肌の代謝がうまくいきません。
するとフケが多くなることがあります。
触ってわかるくらいにカサカサになっていることもあれば、皮脂が過剰になっていて被毛がベタベタすることも。
皮膚病である「脂漏症」になると皮脂の多いフケが増えて、地肌が赤くなってくるのでチェックしてみてください。
寄生虫・感染症
次に寄生虫や感染症です。
感染症は、ノミやダニが寄生すると発症することがあり、猫ちゃんの肌トラブルを引き起こします。
具体的な肌トラブルは、フケ・痒み・脱毛などです。
ダニで多いのが「ツメダニ」「ヒゼンダニ」など、
特にツメダニは別名「フケダニ」と呼ばれるくらい感染するとフケが多くなるのが特徴です。
また、感染症になると「かゆみ」が強くでるので、
猫ちゃんが体をかきむしるように行動をしたら、感染症にかっている可能性があるかもしれません!
室内飼い場合でも、人間の体や洋服・靴などに付いてダニが自宅に入ってしまうこともあるので注意が必要です。
糖尿病
糖尿病ですが、これを発症するとフケが多くなることがあります。
血中の糖が多くなるので、肌にもトラブルが多くなり、フケが大量に出ることがあるのです。
アレルギー
アレルギーの場合でも、フケが極端に多くなることがあります。
食物アレルギーやノミアレルギー、アトピー性皮膚炎などですね。
こちらもフケが多くなり、痒さもあります。
フケが出る原因は他にもありますが、こういったことが多いです。
普段から猫ちゃんの様子を観察して、「痒そうにしているか」「肌に問題がないか」をチェックしていきましょう!
「病気以外の原因」でフケが出る場合
病気以外でフケが出る原因としては、こんなことが考えられます。
病気以外の原因
- 体質
- キャットフードが合わない
- 乾燥している
体質
病気ではない場合、猫にフケが出る原因としては、人間と同じように「体質」が関係している場合があります。
フケの正体は古くなった皮膚が剥がれたものなので、人間の頭皮と同じような感じですね。
季節の変わり目は皮膚が生まれ変わりやすいので、特に目立つことが多くなります!
そしてこれも人間と同じですが、体質によってフケが出やすいかどうかがあります。
代謝の問題なので量が多くなければ特に気にしなくても大丈夫です。
キャットフードが合わない
中には、キャットフードが原因でフケが出ることもあります。
添加物や人工保存料、質の悪い原料の食事は猫ちゃんの体にも良くありません。
体に良くないものを食べる、栄養が偏ると人間と同じように肌トラブルが起こることがあるのです。
ですから「最近キャットフードを変えた」「あまり質のよくないキャットフードを与えている」という場合はこれに該当しているかもしれません!
乾燥している
乾燥は、猫ちゃんにとっても大敵です。
フケは肌の代謝で発生しますが、乾燥すると「乾燥フケ」となって多く出ることがあります。
乾燥すると肌は敏感になり、肌を守るために代謝が過剰になるのです。
乾燥している季節は猫ちゃんに触れると静電気が発生することがありますが、それは猫ちゃんが乾燥している証拠ですので注意してください。
猫のフケ対策!フケが出来ないようにするには?
猫ちゃんのフケ対策にはいくつか方法があります。
猫のフケ対策
- 湿度を調整して乾燥しないようにする
- キャットフードを良質なものに変える
- ブラッシングをする
- シャンプーをする
乾燥をすると肌の代謝が過剰になり、フケが多くなります。
また、乾燥していると肌を守るために皮脂が多くでるようになり、被毛がベタベタすることもあります。
加湿器を置くなどして乾燥対策をしてあげましょうね。
キャットフードに関しても、粗悪なものは体に良くありません。
安いものは添加物が多いですし、添加物や化学製品は人間の体以上に影響を与えることも。
同じく栄養不足となるとフケが多くなりやすいので、キャットフードも選ぶようにしましょう!
そしてブラッシングとシャンプーもフケ対策には有効ですよ。
フケやフケになる前の古い皮脂をとることができるので、単純にフケの量が減ります。
シャンプーは猫ちゃんには必要がないとも言われていますが、フケが大量に発生しているときはフケ対策にもなりますよ。
ただし、ブラッシングは優しくする、シャンプーは頻繁にしないことも大事です!
猫ちゃんは被毛で体を守っているので地肌が弱いですから、撫でるように優しくしてくださいね。
シャンプーをしすぎると水分を取りすぎて乾燥し、逆にフケがでることにもなります。
シャンプーはフケが気になったときだけにして、基本的には年に1回程度で充分ですよ。
シャンプーは特別汚れたときだけ、フケが大量に出たときだけでも充分です。
猫のフケの取り方!ブラッシング&シャンプー
フケの取り方としてはブラッシングとシャンプーが効果的です。
シャンプーの前にブラッシングをしておいた方が洗いやすく、抜け毛も少なくなるのでシャンプー前にはブラッシングした方が良いですよ。
ブラッシングでフケを取る方法
ブラッシングでフケを取るとき、気をつけるのは以下のことです。
ブラッシングの注意点
- 力を入れずに被毛を撫でるように行う
- 毛並みにそって行う
- 専用のブラシを使う
力を入れると痛いですし、肌を傷つけることになるのでできるだけ優しく行ってくださいね!
長毛種はピンブラシ、スリッカーブラシ、獣毛ブラシ(ハードタイプ)がおすすめです。
短毛種はコーム、ラバーブラシ、獣毛ブラシ(ソフトタイプ)が向いていますよ。
人間用のブラシは先端が硬いので、必ず猫ちゃん用のブラシを使うようにしてください!
長毛種の場合は毛先をブラッシングしてから、全体をしていくと絡まりやフケもとりやすくなります。
短毛種の場合は、コームやラバーブラシで全体を撫でるようにブラッシングすればOKです。
シャンプーでフケを取る方法
シャンプーでフケを取るとき、気を付つけるのは以下のことです。
シャンプーの注意点
- 猫用のシャンプーをつかう
- ぬるま湯で行う
- 優しく洗う
- 腰回りを中心に洗う
まず猫ちゃんには、必ず猫用のシャンプーを使うようにしましょう!
肌が人間より弱いので、人間用や犬用は刺激が強いのでトラブルが起こることがあります。
犬の肌はアルカリ性、猫の肌は弱酸性なので、犬用もNGですよ!
ではシャンプーの手順を説明していきます。
シャンプーの手順
- ブラッシングしてホコリなどを取っておく
- 洗面器にぬるま湯とシャンプーを入れて、シャンプー液を作っておく
- 猫にぬるま湯をかけて全体を濡らす
- 胴体に②のシャンプー液をつけて、撫でるように洗っていく
- 肛門や尻尾、足を④を同じように洗っていく
- 最後に顔を洗う
- ぬるま湯でよくすすぐ
- タオルでよく水分を取ってドライヤーで乾かす
フケの取り方のコツは、腰回りを中心に洗うこと、軽く揉みこむように洗うことです。
猫ちゃんのフケは腰回りが多くなりやすいので手で軽く揉むようにして洗ってくださいね!
シャンプーを極端に嫌がる猫ちゃんなら、腰回りだけを洗うという手もありますよ。
おすすめシャンプー
猫ちゃんにおすすめのシャンプーを2つ紹介していきます。
ゾイック キャッツシャンプー
アミノ酸系の猫ちゃん専用シャンプーなので低刺激で安心です。
コチラは私も実際に使っていますが、泡立ちも良くて泡切れも良いのでシャンプーしやすいです!
香りはフローラル系の微香料です。
オーツ シャンプーエクストラ
犬猫兼用ですが、人工着色料などを使っていない自然派のシャンプーです。
自然派なので乾燥しにくく、肌が弱い猫ちゃんにもおすすめです。
香りはフローラル系で、ほんの僅かなので香り付きが好きではない人にも使いやすいです。
猫のフケには、キャンプーが一番即効性がある!
フケの取り方の中で、シャンプーが一番即効性があります。
ただし刺激が強いと逆にフケが多くなってしまうこともあるので、低刺激のものを使ってくださいね!
まとめ
猫ちゃんにフケが出ると心配になりますよね。
病気が原因かどうか心配になりますが、まずは猫ちゃんの様子をしっかり見て対策するようにしてくださいね。
病気が原因の場合は痒そうにしている、肌トラブルがある、体調に変化があるなど、他の症状も起きることが多いです。
ブラッシングをするとフケ対策にもなりますし、シャンプーをするとフケが取れるので様子を見ながら行ってください!