冬や秋になると空気が乾燥しますよね。乾燥すると肌も荒れますし、喉が痛くなりやすいです。
では、猫ちゃんはどうなのでしょうか?
結論からいうと猫ちゃんにも乾燥対策をしてあげた方がいいです!
ですが、なぜ猫ちゃんにも乾燥対策が必要なのか?どんなことが起こるのか?よく分からないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 部屋が乾燥していると猫はどうなるのか?
- 猫に加湿器の使用をおすすめする理由
- 猫に加湿器を使うときの注意点
- 猫におすすめの加湿器3選
部屋が乾燥していると猫はどうなる?加湿器の使用をおすすめする理由とは?
室内が乾燥していると、猫ちゃんにはこのようなことが起こる場合があります。
部屋が乾燥すると
- フケが多くなる
- 風邪をひく
- 静電気が発生する
- 水分不足や脱水症状になる
- 呼吸器系の病気となることがある
フケが多くなる
乾燥するとフケが多くなる、風邪を引きやすくなるというのは人間と同じですよね。
フケは古くなった皮膚などが剥がれたものですが、乾燥すると肌が敏感になります。
するといつも以上にフケが出やすくなるのです。
風邪をひく
空気が乾燥していると粘膜も乾燥するため、ウイルスなどへの抵抗力が低くなります。
すると人間同様、猫ちゃんも風邪を引きやすくなります。
猫ちゃんは病院嫌いの子が多いので、それだけもストレスを与えることになりますから、風邪を引かないように注意してあげましょう!
静電気が発生する
静電気ですが、冬などの乾燥する季節に猫ちゃんに触れてバチッとなったことがある人も多いのではないでしょうか。
そうなると猫ちゃんは人間以上に驚きますし、痛みもあります。
驚かせるだけでも可哀想ですし、悲しいことに警戒されてしまって近づいてこない…なんてこともあるので乾燥対策をしていきましょう。
水分不足や脱水症状になる
猫ちゃんは乾燥すると水分不足になりやすく、脱水症状を引き起こすこともあります。
猫ちゃんはもともと水分をあまり飲みませんが、寒いと余計に水を飲まなくなることが多いです。
コタツに入る、体を暖かくするとそのぶん水分は放出されていきますから、しっかり乾燥対策をしていくと良いですね。
呼吸器系の病気となることがある
更空気が乾燥していると呼吸器系の病気になることもあり、喘息を引き起こすこともあります。
冬になるとケホケホと咳込むようなら喉が乾燥している、乾燥により喉を傷めているということも考えられるので湿度が低くなりすぎないように注意しておきましょう。
猫には加湿器がおすすめな3つの理由!
猫ちゃんに加湿器がおすすめな理由にはこのようなことがあります。
加湿器がおすすめな理由
- 猫の乾燥対策として使いやすい
- 病気やフケなど多くのことへの対策となる
- 危険性が少ない
乾燥は猫ちゃんの体にも良くありません。
しかも猫ちゃんは人間のように乾燥対策として水を飲むことはしませんから、空気を乾燥しないようにしてあげるのが一番です。
となると、やっぱり加湿器を使うのがおすすめです。
猫ちゃんのいる部屋で加湿器を使うことで、静電気や風邪、フケ、喉などのトラブルを防ぐことができます。
また、猫ちゃんを部屋に残したまま電気機器などを使うのは心配になりますが、加湿器は安全性が高いものが多いので心配も少ないです。
飼い主さんにとっても猫ちゃんにとっても保湿は大事ですから、加湿器を置くようにするとどちらにもメリットがありますね。
猫のいる部屋で加湿器を使うときの注意点!抑えておくべきこととは?
猫ちゃんのいる部屋で加湿器を使うときに注意すべき点はこのようなことです。
加湿器を使う注意点
- アロマなどを使わない
- ノミやダニが発生しないようにする
- カビの繁殖に気をつける
- 猫に危険のない加湿器を使う
【注意①】アロマなどを使わない
まずアロマですが、猫ちゃんは肉食動物なのでアロマの精油を分解することができません。
そのため体内に溜まり、病気となることもあります。
発作を起こし命を落とすこともあるので、アロマ加湿器は使わないように注意しておきましょう。
ただしアロマ加湿器として販売されていても、アロマを使用しないのであれば問題はありません。
アロマは別売りで自分でセットするようになっているので、「アロマ加湿器だからダメ」というわけではないです。
また、アロマではなくても香りが毒となることもあるので、香りを発生・充満させるような加湿器には注意です。
【注意②】ノミやダニが発生しないようにする
そして加湿器を使うと湿度が高くなりますから、ノミやダニ、カビなどが繁殖しやすくもなります。
ノミやダニは高温多湿を好みますし、結露が生じたときに発生しやすくなる種類もいます。
【注意③】カビの繁殖に気をつける
カビも同じく高温多湿を好みますから、そういったものが発生しないように注意しておきましょう。
ノミやダニ、カビを発生させないためにはこういったことに気をつけます。
・小まめに掃除をする
・結露ができないようにする
・加湿器の水分量を調整する
ノミやダニ、カビは湿度60%以上で発生しやすくなります。
一方、猫ちゃんに適した湿度は40~60%といわれています。
適している湿度が近いですが、ノミダニやカビが繁殖しないよう、50%までの湿度を保ちながら掃除を小まめにしていきましょう。
【注意④】猫に危険のある加湿器は避ける!使わない方が良い加湿器とは?
猫ちゃんがいるならこういった加湿器は使わない方が安全です。
危険な加湿器
- アロマ加湿器
- スチーム式の加湿器
【危険】アロマ加湿器
アロマは猫ちゃんにとって毒となるので、使うことは止めておきましょう。
アロマを1度もセットしたことがないのであれば大丈夫ですが、1度でも使ってしまうと成分が残っていることがあるため、その加湿器自体を使わないようにすると安心です。
【危険】スチーム式の加湿器
そしてスチーム式の加湿器ですが、これは加熱をして温かい蒸気を発生させるタイプのものです。
加熱をするため保湿力が高いですが、蒸気が熱いので猫ちゃんにとって危険も考えられます。
猫ちゃんによっては興味本位で蒸気を触ろうとする、加湿器を倒そうとすることもあります。
猫ちゃんがいても使えるおすすめの加湿器はいくつもあるので、スチーム式は避けるようにしましょう!
猫がいても安心!猫におすすめの加湿器3選!
では、おすすめの加湿器を3つ紹介していきます。
加湿器「Siroca」
こちらは「Sirocaシリーズ」としてシリーズ化されている加湿器です。
卓上型の小さなタイプや大型タイプなどもあるので使う部屋によって選ぶこともできます。
超音波式なのでミストは熱くなく、直接触れてもヤケドの心配もありません。
水をタンクに入れてスイッチをオンにするだけという簡単設計なので誰にでも扱うことができます。
加湿器「Homasy」
こちらもシリーズ化されている加湿器で、超音波式のため熱くなりません。
容量やフォルムなどもいくつかあるので好きなものを選べますし、種類によっては空気清浄機能がついたタイプもあります。
転倒しにくい平らな形になっているタイプ、ミストの出る口を調整できるタイプなども展開しています。
ダイソン「ハイジェニックミスト加湿器」
こちらはダイソンの加湿器です。
夏は扇風機として使え、冬は加湿器としても使えるので年中片づけることなく出しておくことができます。
湿度の設定もできますし、フィルターなどを使用していないのでバクテリアなどの繁殖も心配する必要がありません。
加湿器は超音波式で、扇風機としても羽がないので猫ちゃん向きといえます。
加湿器には種類が多いですが、スチーム式は避け、アロマなどの香りを使用しないものを選ぶようにします。
ここでは3つおすすめの加湿器を紹介しましたが、後は部屋の広さやタイマーの有無、吸水の仕方で選ぶと失敗しにくいです。
まとめ
乾燥は猫ちゃんにとっても大敵です。
人間のように自分で乾燥対策することはできませんから、加湿器を使って猫ちゃんの体調管理をしてあげましょう。
猫ちゃんがいると加湿器の蒸気にじゃれることもあるので、熱くなるタイプは避け、アロマなども使わないように注意しておきます。
加湿器は3,000円以内でもたくさん商品があるので、部屋の広さや置き場所によって選んでいってください。