タマちゃん
うちの猫ちゃんが、おやつは食べるだけど、ご飯は全然食べてくれなくて・・・
これって、これって「カリカリのキャットフード」が悪いのかなぁ?
猫がキャットフードを食べてくれないことってよくあるよね。
原因はキャットフードにもあるかもしれないけど、他の原因も考えられるよ。
トラくん
スバリ!
「おやつは食べるだけど、ご飯を全然食べてくれない」原因は、
- おやつの与えすぎ
- アレルギーが発症した
- 猫の習慣によるもの
- キャットフードに問題がある
などが考えられます。
おやつは食べる場合、病気の可能性は低いですが「虫歯や歯周病」が原因の可能性もあります。。
猫ちゃんが「おやつは食べるだけど、ご飯を全然食べてくれない」時、
「おやつばっかりだと、体によくないよね!」
「おやつは食べるから、病気じゃないと思うけど・・・」
「何が原因なのかぁ?」
「やっぱりキャットフードが良くないのかなぁ?」
なんて、悩んじゃいますよね(*^_^*)
そこで今回は、
猫ちゃんが「おやつは食べるだけど、ご飯を全然食べてくれない」場合の【原因】と【その対処法】についてお話したいと思います。
おやつ(ウェットフードなど)だけは体に悪い!
タマちゃん
トラくん
「あやつ」のみは栄養不足&肥満に!
スバリ!
『おやつ』ばっかりで、キャットフード(カリカリ)を食べないのは、
猫ちゃんの栄養バランス的に良くありません!!
当たり前のことですが、
あくまで『おやつ』はおやつです。
『おやつ』の中には栄養を補助する目的の『おやつ』もありますが、
あくまで「補助」なので、
それだけだと「栄養が偏ります」し、栄養不足にもなります。
また、『あやつ』の与えすぎは「肥満」の原因にもなります。
人間でも「おやつ」ばっかりだと
栄養不足&肥満の原因になりますよね。
猫ちゃんの場合もまったく同じです。
歯につきやすい『おやつ』に注意!
『おやつ』にもいろんな種類のモノがあって、
「カリカリタイプ」や「ウェットタイプ」のモノがありますよね。
最近だと「CIAO ちゅ~る」が人気で、テレビCMでもよく見かけますよね。
ただ、
こういう「ウェットタイプ」のモノや「粘り気」のあるモノは、
歯にくっつきやすいので注意してください。
猫ちゃんは、自分で歯を磨くことはしませんし、
飼う主が磨こうとしても嫌がってなかなかキレイに磨けません!
歯を磨こうとすると逃げ回ってしまう猫ちゃんも少なくないと思います。
歯にくっつきやすい『おやつ』ばっかり食べていると、
「虫歯」や「歯周病」の原因になるので要注意です。
猫の歯周病は進行すると、
体に菌がまわり、いろんな内蔵に障害をあたえ、最悪「死ぬ」こともある怖い病気です。
わが子(猫)を「虫歯」や「歯周病」から守るためにも、
『あやつ』の与えすぎには注意してください!!
おやつは食べるだけど、ご飯を全然食べてくれない【原因】!
では、ここからが本題!
考えられる原因まとめ!
スバリ!
おやつは食べるだけど、ご飯を全然食べてくれない場合の原因は、
考えられる原因
- おやつの与えすぎ
- おやつとご飯の時間が不定期
- アレルギーが発症した
- 歯が弱って食べれない
- キャットフードにあきた
- キャットフードが体に合わなくなった
- キャットフードが別のモノに変わった
- そもそも、粗悪な安いキャットフードを与えていた!
これらの原因が考えられます。
これだけでは分かりにくいので、それぞれを詳しく説明していきたいと思います。
病気の可能性は?
ちなみに、病気の可能性はどうかと言うと、
おそらく、
『おやつ』は食べるのであれば、病気の可能性は低いです。
ただ、
通常のご飯も食べず『おやつ』も少量しか食べない場合は、病気の可能性があるので注意してください。
病気で食べられないのかもしれません!
【原因①】おやつの与えすぎ
「おやつ」を頻繁に与えてしまうと、普段の食事をしなくなる場合があります。
その理由は2つ!
- おやつの味に慣れてしまうから!
- おやつでお腹がふくれてしまうから!
人間に例えると、
「お菓子」の味が好きになって、お菓子以外は食べたくなくなったり、
「お菓子」を食べすぎて、夕食が食べれなくなるのと同じです。
また、
ご飯を食べないからと、その分また「おやつ」を与えてしまうと、
猫ちゃんが学習して「ご飯を食べなければ、おやつがもらえる!」という考えになってしまい、余計に食べなくなる場合があります。
「おやつを与えすぎる」とそれに慣れてしまい、ご飯を食べなくなるので注意してください。
【原因②】「おやつ」と「ご飯」の時間が不定期
人間の都合で、「ご飯の時間」や「おやつの時間」がバラバラだと猫ちゃんのリズムが狂います。
リズムが狂って、お腹が減っていない時にご飯をあたえても食べないのは当然!
人間でも、
ランチの時間が遅いと、夕食が食べれなくなりますし、
「おやつの時間」と「ご飯の時間」が近いと、お腹がいっぱいで食べれませんよね。
それは猫も同じ!
ただ、『おやつ』は猫ちゃんにとって好物な場合が多いので、『おやつ』だけは食べてしまうのです。
その結果「おやつは食べるけど、ご飯は食べない!」状況に!
人間の子供でもよくあることですよね。
【原因③】アレルギーが発症した
猫ちゃんに「アレルギー」が発症して、そのせいご飯が食べなくなる場合があります。
元々生まれつき「アレルギー体質」の猫ちゃんもいますが、アレルギーが急に発症する場合もあります。
人間でも花粉症など急に発症する場合がありますよね。
例えば、猫ちゃんに多いのが「小麦アレルギー」!
安いキャットフードには、
値段を安くするために「大量の小麦」が使われていることがあります。
そんな安いキャットフードばっかりを食べてると、「小麦」にアレルギー反応を起こす場合も!
「小麦アレルギー」の発症の原因が、安いキャットフードにあるとは言い切れませんが、
アレルギーが急に発症して、キャットフードを食べなくなることもあります。
【原因④】歯が弱って食べれない
もしかすると「虫歯」や「歯周病」が原因で歯が弱ってしまい、
「カリカリ」のキャットフードが食べれなくなってる場合があります。
歯が弱っているせいで、
「ウェットフード」しか食べれないのかもしれません!
【原因⑤】キャットフードにあきた
猫のご飯は、ほとんどがキャットフードですよね。
猫ちゃんも毎日同じキャットフードだと「食べあき」をして食べなくなることがあります。
人間でも、毎日同じものだと「イヤ」になりますよね。
キャットフードにあきてしまった結果、
好物の『おやつ』だけ食べる!という状況になる場合があるのです。
「じゃ~キャットフードを変えればいいの?」
と思う人もいると思いますが、
ここが猫ちゃんの厄介なところで、
別のモノにしても、それはそれで「警戒して食べない」場合があります。
ホント、猫ちゃんの性質って厄介なんですよね~。
だからこそ、猫ちゃんに振り回されている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
【原因⑥】キャットフードが体に合わなくなった
猫ちゃんも、子猫から成猫・シニアへとライフステージが変わることで「食べ物の好み」が変わることがあり、
今まで食べてたモノを食べなくなる場合があります。
人間でも「食べ物の好み」って変わっていきますよね。
「食べ物の好み」が変わる原因として「栄養素が合わなくなった」可能性があります。
ライフステージが変わることで、
必要とする栄養素の量も変化してしまい、今までの食べ物が体に合わなくなったのかもしれません。
例えば、
子猫なら「多くのタンパク質」を必要としますが、シニアになると「そこまでタンパク質を必要としない」場合もあります。
キャットフード中のタンパク質含量が少なかったり、炭水化物含量が多かったりするだけで、どんなに空腹でも食べないこともあります。
今までのキャットフードが体に合わなくなったことで、好物の『おやつ』しか食べなくなったのかもしれません!
【原因⑦】キャットフードが別のモノに変わった
猫には、生後6ヶ月までに口にしたものを生涯「食べ物として認識」するが、それ以外は「食べ物として認識しない」という性質があります。
また、猫ちゃんはとっても警戒心の強い生き物で、
一度身につけた習慣をなかなか変えることができない生き物です。
ですので、
別の新しい「キャットフード」に切り替えただけでも警戒して食べない場合があります。
「におい」や「味」「形」「食感」が変わって、
「これ食べでも大丈夫なのかにゃ~?」と警戒しているのです。
新しい「キャットフード」に警戒しているせいで、
好物の『おやつ』しか食べなくなっているのかもしれません!
【原因⑧】そもそも、粗悪な安いキャットフードを与えていた!
もしかすると、
そもそも今まで「粗悪な安いキャットフード」を与えていた場合は、
そのせいで、体が拒絶しているのかもしれません!
スーパーなどによく売っている「安いキャットフード」には、
値段を安くするために不必要な穀物が大量に入っていたり、良くない原材料が使われている場合があります。
今までは問題なかっただけで、
良くないモノを食べ続けて、体が拒絶しているのかもしれません!
ライフステージが変わることで、
必要とする栄養素の量も変化しますので、年齢の変化がキッカケになっている場合もあるかもしれません!
補足
最近のグルテンフリー人気のせいで、
猫ちゃんにとって「穀物」=「悪いモノ」と勘違いしている人も多いと思いますが、
「穀物」自体は悪いモノではありません!
猫ちゃんにとっても「少量の穀物」は必要なモノです。
ただ、大量の穀物は不必要なので「適量」が大事です。
猫がご飯を食べない時の【対処法】(病気以外の場合)
タマちゃん
猫ちゃんにご飯を食べてもらうためにはどうしたらいいの?
ここからは、猫ちゃんがどうしたら食べてもらえるのか?
原因が病気以外の時の「対処法」をお話したいと思います。
病気が原因の場合は、はやく病気に連れていってあげてください。
【対策①】キャットフードを温めて「におい」立たせる!
猫ちゃんがご飯を好んで食べるかどうかの一番の要素は「におい」です。
もちろん「味」「食感」も判断基準ではありますが、
- 猫の嗅覚は、人間の「6倍」
- 猫の味覚は、人間の「12分の1」
- 猫は「塩味」や「甘味」をあまり感じ取れない
と言われています。
このことからも、猫ちゃんにとって「におい」が重要な判断基準であることがわかります。
ですので、
猫ちゃんに喜んで食べてもらうためには、「におい」立たせることが大事!
「におい立たせる」おすすめの方法
おすすめの方法は
- お湯を加えて、ふやかす。
- レンジなどで温める。
ふやかしたり、温めたりすることで、
キャットフードが「におい立ち」食べてくれるようになるわけです。
※お湯の代わりに「鰹節の出汁」だとさらに喜ぶかもしれません。
【注意①】温度
ただ、温度には注意してください。
熱すぎると逆に食べてくれません。人肌の温度に調整してあげてください。
【注意②】密封
キャットフードを保存する場合は、しっかり「密閉して保存」してください。
そうしないと臭いがどんどん逃げていき、においが薄いキャットフードになってしまいます。
また、古いキャットフードの場合、
「におい」が薄れてしまい食べない原因になっているかもしれません。
余談
安いキャットフードは、香料で「におい」立たせて食いつきをよくしています。
逆に言えば、「香料」を使わないと、粗悪な原材料なので食べてくれないのです。
ですので、香料を使っているキャットフードには要注意です。
【対策②】キャットフードに好物をトッピングする
そのままでは食べてくれない場合、
「ウェットフード」や「鰹節」など、猫ちゃんの好物をキャットフードに乗せてあげてみてください。
好物と一緒に喜んで食べてくれるかもしれません。
この方法は、
新しく別のキャットフードして、警戒して食べてくれない場合にも有効です。
【対策③】ご飯の時間を決める。
人間の都合で、ご飯をあげる時間がバラバラだと猫ちゃんのリズムが狂います。
リズムが狂って、お腹が減っていない時にご飯をあたえても食べないのは当然!
人間でも、
ランチの時間が遅いと、夕食が食べれなくなりますよね。
ですので、
ご飯の時間を決めて、一定のリズムでご飯をあげることが大事!
食欲不振が解消されるかもしれません。
【対策④】「器」や「食べる場所」をキレイに保つ!
猫ちゃんはとってもキレイ好きな生き物なので、
「器」や「食べる場所」が汚いだけで食べない場合があります。
また、人間の目にはキレイに見えても
猫は「におい」に敏感ですので、嫌な臭いが原因で食べない場合もあります。
キレイにすることはもちろんですが、
キレイにするための「洗剤」や「ウェットシート」などにも注意してください。
補足
器は「ヒゲがあたるようなモノ」「キラキラしたモノ」は避けてください。
器は、平べったいお皿がおすすめです。
【対策⑤】手で直接あげてみる
手で直接あげてみると食べてくれる場合があります。
手で直接あげて食べてくれる場合は、
キャットフードの問題ではなく、何かを警戒して食べないだけかもしれません。
【対策⑥】3つのフードをローテーション
「食べあき」の対策として、
3つぐらいのキャットフードをローテーションするのも1つの方法です。
ただ、ローテーションするフードを全部食べてくれるという前提がある場合のみ。
猫ちゃんはその性質上、
新しいキャットフードを警戒して食べない場合もあるので、ローテーションできない猫ちゃんもいるので注意!
【対策⑦】「別のキャットフード」に変えた場合
猫ちゃんは、その習性から
急に食べ物を変えると「食べない選択肢」をすることがあります。
ですので、急に変えるのではなく、
「徐々に変えていく」工夫が必要です。
もともと食べていたキャットフードと「新しいモノ」とを混ぜて、
はじめは少量から、徐々に分量を多くしていく方法がおすすめです。
フード | 元のキャットフード | 新しいキャットフード |
1週目 | 90% | 10% |
2週目 | 80% | 20% |
3週目 | 65% | 35% |
4週目 | 50% | 50% |
5週目 | 40% | 60% |
という感じで、徐々に!
ただ,猫ちゃんによってもそのペースはまちまちなので、
もっとペースを上げてもいい場合もあれば、もっと時間をかける必要がある場合もあります。
ですので、猫ちゃんの様子をしっかり見てあげてください。
食べなくても、簡単に元に戻さない!
猫ちゃんが食べてくれないからと「簡単に元の食べ物に戻す」飼う主さんも少なくないと思いますが、それは良くない行為です。
猫ちゃんもバカではないので、
「食べなければ、自分の好きなモノを出してもらえる!」と間違った認識になってしまいます。
ですので、
「食べたくないなら、食べなくていいよ!」と強気な姿勢で、
食べなくても簡単に元に戻さないように注意してください。
ただ、それで体調を崩すようなら話は別です。
アレルギーなどが原因で本当に食べられないかもしれません!
ですので、食べ物を変える時はしっかり猫ちゃんの様子を見てあげてください。