今回は、キャットフードの安全性が心配な方のために、『キャラット ミックス』の安全性について徹底調査してみました。
評価対象のキャットフード
商品名:国産 キャラット ミックス かつお仕立ての味わいブレンド
結論から先にお伝えすると、
『キャラット ミックス』の安全性は、
- 総合得点は「24点」
- 総合評価は「Eランク」
\キャットフードアドバイザーから一言/
『キャラット ミックス』は、主原材料が「穀物・ミール類」が中心になっていたり、「アレルギーが心配な食材」が第1主原材料になっていたり、発がん性の疑いのある添加物が使用されていたりと、
正直、猫ちゃんの健康を考えるとおすすめできない危険なキャットフードです!!
今回は、『キャラット ミックス』の安全性を徹底調査した内容と、評価の結果が「Eランク」「24点」になった理由についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読んでもらえれば、
『キャラット ミックス』を猫ちゃんにあげても本当に大丈夫かどうかわかると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。
【評価対象】『キャラット ミックス』とは?
キャラット ミックスの種類
今回、安全性を評価する対象は、
「キャラット ミックス かつお仕立ての味わいブレンド」ですが、『キャラット ミックス』には7種類あります!
その7種類の『キャラット ミックス』がこちら!
- かつお仕立ての味わいブレンド
- まぐろ仕立ての味わいブレンド
- ささみ風味のまろやかブレンド
- 魚づくしの味わいブレンド
- 毛玉をおそうじ まぐろ味ブレンド
- 毛玉をおそうじ かつお味ブレンド(11歳~)
- 腎臓の健康に配慮 かつお味ブレンド(15歳~)
今回紹介するのは『キャラット ミックス かつお仕立ての味わいブレンド』ですが、まぐろ味ささみ風味など、味の違うバージョンもあります。
その他にも11歳~、15歳~のフードも展開しています。
キャラット ミックスの『主な特徴』と『価格』
主な特徴
キャラット ミックス(かつお仕立ての味わいブレンド) | |
栄養タイプ | 総合栄養食 |
フードタイプ | ドライフード |
主原材料 | とうもろこし |
対応猫 | 記載なし |
カロリー | 330kcal/100g |
原産国 | 日本 |
特徴
|
価格
13kg | 684円(税込)アマゾン価格 |
キャラット ミックスの『原材料』と『成分』
原材料
原材料
穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ホミニーフィード、中白糠)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー、等)、油脂類(動物性油脂、月見草オイル)、大豆ミール、オリゴ糖、野菜類(キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー)、ビール酵母、ビートパルプ、β-グルカン、でんぷん、馬鈴薯たんぱく、セルロース粉末、ミルクカルシウム、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、食用赤色3号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号、食用赤色102号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
分かりやすいように「原材料」を色分けしています。
※「黄」➡ 気になる食材
※「青」➡ 添加物
※「赤」➡ 危険な「添加物・食材」
成分
栄養成分値 | |
タンパク質 | 23.4%以上 |
脂質 | 8.1%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
代謝エネルギー | 約330kcal/100g |
【徹底評価】キャラット ミックスの安全性が『Eランク』の理由とは?
『キャラット ミックス』の安全性評価は「Eランク」!
うちねこ
安全性について徹底評価した結果、スバリ!安全性の評価は「Eランク」です!
『キャラット ミックス』の総合評価は、
- 総合得点は「24点」
- 総合評価は「Eランク」
各項目を評価した結果!
7つの項目について、それぞれを評価した結果がこちらです。
「成猫」に対しての評価です。
評価項目 | 評価 | 点数 |
①【主原材料】の安全性 | D | 0点 (20点満点中) |
②【食材】の安全性 | C | 5点 (20点満点中) |
③【添加物】の安全性 | D | 0点 (20点満点中) |
④【アレルギー】の安全性 | C | 5点 (20点満点中) |
⑤【栄養成分値】 | A | 8点 (10点満点中) |
⑥【プラス】のポイント | +6点 | |
⑦【マイナス】のポイント | なし | |
総合得点 | 24点 (100点満点中) | |
【点数】※『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点 |
※「子猫」に対しての評価は、また後ほど発表したと思います。
うちねこ
その理由について、順番に説明していきたいと思います。
【評価項目①】『主原材料』の安全性
【主原材料】の安全性
評価 D 0点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【主原材料】の評価内容 | 結果 |
第1主原材料が「肉」or「魚」か? | 穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ホミニーフィード、中白糠) |
第2主原材料は? | 肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー) |
品質に問題はないか? | 不明 |
主原材料の産地は? | 不明 |
※第1主原材料とは:原材料の中で1番多く使われている食材 ※第2主原材料とは:原材料の中で2番目に多く使われている食材 |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ホミニーフィード、中白糠)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー、等)、油脂類(動物性油脂、月見草オイル)、大豆ミール、オリゴ糖、野菜類(キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー)、ビール酵母、ビートパルプ、β-グルカン、でんぷん、馬鈴薯たんぱく、セルロース粉末、ミルクカルシウム、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、食用赤色3号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号、食用赤色102号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
【主原材料の安全性】が「D」評価の理由
「D」評価の理由は、
- 第1主原材料が「穀類」になっている!
- さらに、第2主原材料の肉類が「〇〇ミール・〇〇パウダー」になっている!
【理由①】第1主原材料が「穀物」は良くない!
猫ちゃんは完全肉食動物なので、猫の体にとって一番必要な食材は「お肉 or 魚」です。
しかし、1番多く配合されているのが「穀類」になっているのはよくありません!
世間では、猫ちゃんは「穀物」を消化することが出来ないので「猫の体には良くない」と言われていますが、加熱調理されたキャットフードなら問題なく消化できますし、少量なら問題はありません。
むしろ、「穀物に含まれる食物繊維が猫ちゃんの腸内環境を整える働きがある」ので、適量の穀物なら猫ちゃんにとって必要な食材です。
ですので、「穀類」が使われていること自体は問題ありませんが、第2原材料になっているためその量に問題があります!
【理由②】第2主原材料が「〇〇ミール・〇〇パウダー」も良くない!
「〇〇ミール」とは:肉を粉砕して乾燥させた粉末のこと
キャットフードのつなぎ、たんぱく源として使用することが多いのですが、人間が食べられない食材である可能性もあります。
粉末状にされているため「実際どんな品質のものが使われているのかわからない!」という不透明な部分があります。
また、「〇〇パウダー」もどの部分が使用されているか明白ではなく、安全性に疑問があります。
もしかすると、こんな物がごちゃ混ぜにされているかもしれません。
「ミール類」「パウダー類」に使われている可能性のある食材
- 本来食べない部位(内臓や爪、骨など)
- 食べることが出来ないお肉(腐ったお肉り、病気で死んだお肉、死骸など)
- 必要な部分を取り除いた「残りカス」の集まり
こんな物がごちゃ混ぜにされて「ミンチ状」や「粉末状」になってキャッフードに入っていたら、
そんなキャットフードが猫ちゃんの体に良いわけがありませんよね!!
しかも、それが食材の中で2番目に多く入っているわけですから!
「ミール類やパウダー類が絶対に粗悪なモノ!」とは言い切れませんが、その安全性には不透明な部分があるのも確かです。
ですので、【主原材料】の安全性は「D」評価にしています。
うちねこ
【評価項目②】『食材』の安全性
【食材】の安全性
評価 C 5点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【食材】の評価内容 | 結果 |
猫の体に良くない「危険な食材」が使われていないか? | 気になる食材が「6点」ある |
品質に問題はないか? | 不明 |
食材の産地は? | 不明 |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ホミニーフィード、中白糠)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー、等)、油脂類(動物性油脂、月見草オイル)、大豆ミール、オリゴ糖、野菜類(キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー)、ビール酵母、ビートパルプ、β-グルカン、でんぷん、馬鈴薯たんぱく、セルロース粉末、ミルクカルシウム、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、食用赤色3号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号、食用赤色102号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
※「黄」➡ 気になる食材
【食材の安全性】が「C」評価の理由
原材料の中に、気になる食材が「6点」ありました。
その「気になる食材」がこちら。
気になる食材 | 内容 | 危険性 |
フィッシュミール | 魚を乾燥させ、粉状にしたもの。(別名:魚粉、ドライ魚肉)。特に危険があるわけではありませんが、どんな魚が使われているのかわかりませんので、良い食材とは言えないかもしれません。 | 低 |
フィッシュパウダー かつおパウダー | 肉や魚を乾燥させた粉、または肉や魚の残りカスなどの粉。嗜好性を高める役割で使用される。安全性に賛否あり。 | 低 |
動物性油脂 | 動物(牛肉・豚肉・鶏肉)などから抽出された油脂。栄養補助、嗜好性を高める役割で使用される。安全性に賛否あり。 | 低 |
大豆ミール | 大豆から油脂分などを搾り取った「残りカス」。カサ増し目的で使用されることが多く、そこまでの危険性はありませんが不必要な原材料です。 | 低 |
ビートパルプ | 甜菜(砂糖大根、シュガービート)から砂糖を作るときにできる「残りカス」。「カサ増し」や「食物繊維の増量」の目的で使用されることが多く、そこまでの危険性はありませんが栄養価はなく不必要な食材です。 | 低 |
これらの食材はその安全性に気になる部分があり、少し心配な食材です。
これらの食材が入っているからと言って「猫ちゃんの体に絶対に悪い!」とは言えませんが、その安全性には不透明な部分があるのも確かなので、
【食材】の安全性は「C」評価にしています。
うちねこ
【評価項目③】『添加物』の安全性
【添加物】の安全性
評価 D 0点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【添加物】の評価内容 | 結果 |
猫の体に「危険な添加物」が使われていないか? | 危険な添加物が使われている |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ホミニーフィード、中白糠)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー、等)、油脂類(動物性油脂、月見草オイル)、大豆ミール、オリゴ糖、野菜類(キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー)、ビール酵母、ビートパルプ、β-グルカン、でんぷん、馬鈴薯たんぱく、セルロース粉末、ミルクカルシウム、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、食用赤色3号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号、食用赤色102号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
※「赤」➡ 危険な添加物
※「青」➡ 添加物
【添加物の安全性】が「D」評価の理由
『キャラット ミックス』には、危険な「着色料」が入っているので要注意!
その危険なものがこちら!
■『キャラット ミックス』に使用されている危険な添加物
添加物 | 役割 | 内容 | 危険性 |
赤色3号 赤色102号 青色1号 黄色4号 黄色5号 | 着色料 | アレルギー、発がん性の疑いあり! 赤色102号は欧米の一部では使用禁止となっている。 | 高 |
着色料は「見た目をよくするためだけ」に入っており、栄養などもありませんから、猫ちゃんではなく、飼い主さんへのアピールのためです。
特に「赤色102号」は欧米の一部では使用禁止となっている成分なので要注意です!
これらの添加物が入っているからと言って「絶対に病気になる!」とは言えませんが、リスクが指摘されているのも事実なので、猫ちゃんの健康を考えるなら避けることを強くおすすめします!
ですので、【添加物】の安全性は「D」評価にしています。
うちねこ
着色料は猫ちゃんにとって不要なものなので、入っていない方が安心です。
【評価項目④】『アレルギー』の安全性
【アレルギー】の安全性
評価 C 5点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
【アレルギー】の評価内容 | 結果 |
アレルギーの原因になりそうな食材が入っていないか? | 気になる食材が「3点」 |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ホミニーフィード、中白糠)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー、等)、油脂類(動物性油脂、月見草オイル)、大豆ミール、オリゴ糖、野菜類(キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー)、ビール酵母、ビートパルプ、β-グルカン、でんぷん、馬鈴薯たんぱく、セルロース粉末、ミルクカルシウム、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、食用赤色3号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号、食用赤色102号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
※「ピンク」➡ アレルギーの原因になるかもしれない食材
【アレルギーの安全性】が「C」評価の理由
アレルギー症状を引く起こす食材はたくさんあり、どの食材でアレルギーになるのかは、それぞれ個体によっても違うので、どの食材が悪いのかを決めつけるのは非常に困難です。
特定の食材でアレルギーになる猫ちゃんもいれば、ならない猫ちゃんもいます。人間のアレルギーでも同じで、「卵」でアレルギーになる人もいれば、ならない人もいますよね。
ですが、アレルギーの原因として報告されることが多い食材はいくつかありますので、その食材が入っているかどうかで安全性については評価したいと思います。
アレルギーの原因として報告されることが多い食材
- 肉や魚のタンパク質
- 小麦
- 大豆
- とうもろこし
では、これらの食材が『キャラット ミックス』に入っているのか?確認してみると。
アレルギーの原因として報告されることが多い食材 | 使用 or 不使用 | 使用食材 |
肉や魚のタンパク質 | 使用 | ミートミール、チキンミール、ささみパウダー、フィッシュミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー等 |
小麦 | 使用 | 小麦粉 |
大豆 | 使用 | 大豆ミール |
とうもろこし | 使用 | とうもろこし、コーングルテンミール、ホミニーフィード |
肉や魚のタンパク質は、猫ちゃんにとっては「必ず必要な栄養」ですので避けることはできませんが、
その他の食材で、アレルギーが気になる食材が5点!
- 小麦粉
- 大豆ミール
- とうもろこし
- コーングルテンミール
- ホミニーフィールド
「小麦」はアレルギーの原因として報告されることが多く、「小麦アレルギー」になる猫ちゃんが多いので注意が必要です。
また、「コーングルテンミール」はアレルギーの原因となりやすい「とうもろこし」の絞りカス、「ホミニーフィード」は「とうもろこし」からコーンフラワーを作るときの副産物です。
これらアレルギーの原因になりそうな食材が第1主原材料として、食材の中で一番多く入っているので注意が必要です。
これらの食材が入っているからと言って「絶対にアレルギーになる!」とは言えませんが、アレルギーの原因になりそうな食材が5種類も入っており、また第1主原材料としても使用されています。
そのためアレルギーになる可能性が高いかもしれないので、【アレルギー】の安全性は「D」評価にしています。
うちねこ
【評価項目⑤】『栄養成分値』
栄養値
「成猫」に対して:評価 A 8点(10点満点中)
「子猫」に対して:評価 C 3点(10点満点中)
※【点数】『AA』10点、『A』8点、『B』5点、『C』3点、『D』0点
【栄養成分値】の評価内容 | 結果 |
栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているか? | 成猫に対しては基準をクリアしているのですが、子猫に対しては基準を下回ってる |
【栄養成分値】が「A」評価の理由
『キャラット ミックス』の栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているのか比較してみると、
■「キャラット ミックスの栄養値」と「AAFCOの栄養基準」を比較
栄養成分 | キャラット ミックス | AAFCOの基準(最小値 ) | 合 否 | ||
成猫 | 成猫 | 幼猫 | |||
表記してある数値 | 「水分」を取り除いた数値 | 「水分」を取り除いた数値 | |||
タンパク質 | 23.4%以上 | 約26.0% | 26.0%以上 | 30.0%以上 | 成猫:〇 幼猫:✕ |
脂肪 | 8.1%以上 | 約9.0% | 9.0%以上 | 9.0%以上 | 〇 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 省略 | ー | ー | ー |
灰分 | 9.0%以下 | 省略 | ー | ー | ー |
水分 | 10.0%以下 | 0% | ー | ー | ー |
エネルギー | 330kcal/100g | ー | ー | ー | ー |
※成猫:1歳以上 幼猫:1歳未満 ※「ー」は、基準値なし ※「AAFCO」とは:(米国飼料検査官協会)の栄養基準値 ※「日本のペットフード協会」の基準もこの 「AAFCO」を参考にしています。 ※「AAFCOの栄養基準」について詳しくはこちら>> |
『キャラット ミックス』のすべての栄養値は公表されていないので、わかる範囲で比較してみました。
猫ちゃんにとって必須栄養素である「タンパク質」と「脂肪」に関して、「成猫」に対しては基準をクリアしているのですが、
「幼猫」の基準に対しては「タンパク質」の基準を下回っていることがわかります。
また、ここで比較した栄養値しか公表されていないため「不透明な部分」もあります。
ですので、『キャラット ミックス』の栄養成分値の評価は、
- 成猫に対しては、「A」評価
- 幼猫に対しては、「C」評価
【評価項目⑥】『プラス』のポイント
+ポイント
評価 +6点(10点満点中)
【プラス】の評価内容 | 結果 |
その他に何か「プラス評価」のポイントはあるか? | 猫の体に良い食材が「6種類」 |
原材料
穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、ホミニーフィード、中白糠)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー、等)、油脂類(動物性油脂、月見草オイル)、大豆ミール、オリゴ糖、野菜類(キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー)、ビール酵母、ビートパルプ、β-グルカン、でんぷん、馬鈴薯たんぱく、セルロース粉末、ミルクカルシウム、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、食用赤色3号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号、食用赤色102号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
※「オレンジ」➡ 猫ちゃんの体に良い食材
『キャラット ミックス』には、猫ちゃんの体に良い食材が「6種類」も入っています!
オリゴ糖
食品上では食物繊維に分類される。腸内環境を整え、便秘解消になる他、毛艶が良くなる、免疫力のアップも期待ができる。
ビール酵母
主成分はアミノ酸であり、体の栄養を補う。便秘の改善や肝臓サポート、腎臓の負担を軽くするといわれている。
β-グルカン
多糖類。免疫細胞を活性させ、免疫力アップを促す。猫用サプリにも配合されている成分。
ミルクカルシウム
カルシウムの中の1つ。吸収性が良く、体に作用しやすい性質をもっている。
グルコサミン
関節や軟骨形成に必要な成分。関節や軟骨、皮膚を健やかに保つ効果がある。関節の炎症を防ぐ効果もあり、猫用サプリにもよく配合されている。
タウリン
うちねこ
【評価項目⑦】『マイナス』のポイント
-ポイント
評価 -0点
【マイナス】の評価内容 | 結果 |
その他に何か「マイナス評価」のポイントはあるか? | 特になし |
うちねこ
【総合評価】『キャラット ミックス』は、Eランク(24点)
評価項目 | 評価 | |
成猫 | 子猫 | |
①【主原材料】 | D 0点 (20点満点中) | D 0点 (20点満点中) |
②【食材】 | C 5点 (20点満点中) | C 5点 (20点満点中) |
③【添加物】 | D 0点 (20点満点中) | D 0点 (20点満点中) |
④【アレルギー】 | C 5点 (20点満点中) | C 5点 (20点満点中) |
⑤【栄養成分値】 | A 8点 (10点満点中) | C 3点 (10点満点中) |
⑥【プラス】ポイント | +6点 | +6点 |
⑦【マイナス】ポイント | なし | なし |
総合得点 | 24点 (100点満点中) ※成猫の場合 | 19点 (100点満点中) ※子猫の場合 |
国産 キャラット ミックス
かつお仕立ての味わいブレンド
総合評価 Eランク
危険性がある要注意キャットフード!
\キャットフードアドバイザーの結論/
気になる点としては、
- 第1主原材料が「穀物」になっている
- 第2主原材料に「ミール類・パウダー類」になっている
- アレルギーの原因になりそうな「トウモロコシ&小麦&大豆」が入っている!しかも第1主原材料で
- 発がん性の疑いがある危険な添加物が入っている
正直、猫ちゃんにはおすすめできないキャットフードです!
発がん性の疑いのある着色料や、欧米の一部では使用禁止となっている「赤色102号」も使用されているなど、その安全性がとても心配です。
第1原材料に「とうもろこし・小麦」が使っているのはよくありませんし、更に大豆も使用されています。アレルギーの観点から見ても少々心配です。
そして、全体的な品質も心配です。
ミール類や家禽類の肉類を使用していることもそうですし、添加物の内容もそうです。
こういった食材や添加物が入っているからといって「絶対病気になる!」とは言えませんが、入っていない方が猫ちゃんの体に良いのは間違いないですからね。
人間でも添加物のとりすぎは良くありませんが、猫ちゃんは人間よりも何倍も体が小さいので、人間以上に気をつけておいた方が良いので要注意です!
正直、穀類や品質、アレルギー、添加物など、全てにおいて「おすすめできないキャットフード」ですので、できれば他のフードを選んであげるようにして下さい。
「評価ランク」と「得点」の詳細
評価ランク | 得点 | 内容 |
「AAA」ランク | 100点 | 何も言うことなしの完璧キャットフード!猫ちゃんの健康を最優先に考えるなら絶対にコレをあげるべき!!超おすすめのキャットフードです。 |
「AA」ランク | 90点以上 | 安全性に何も問題ないおすすめキャットフード! |
「A」ランク | 80点以上 | 安全性の高い優良キャットフード! |
「B」ランク | 70点以上 | 少し気になる点はあるが、そこまで安全性に心配はないキャットフード! |
「C」ランク | 60点以上 | 気になる点がいくつかあり、安全性が少し心配なキャットフード! |
「D」ランク | 50点以上 | 安全性に心配があるおすすめできないキャットフード! |
「E」ランク | 50点未満 | 危険性がある要注意キャットフード! |