タマちゃん
ニュートロの『ワイルドレシピ』っていうキャットフードが穀物フリーだしちょっと気になってるんだけど、
ワイルドレシピの安全性ってどうなのかなぁ?
トラくん
そこでキャットフードの安全性が心配な人のために、
今回は、ニュートロの『ワイルドレシピ』キャットフードの安全性について徹底調査してみました。
結論から先にお伝えすると、
ニュートロ『ワイルドレシピ』アダルト・チキンの安全性は、
- 総合得点は「68点」
- 総合評価は「Cランク」
主原材料や添加物には特に危険性があるようなものは入っていませんが、原材料に中に少し気になる食材が数点ありました。
今回は、ニュートロ『ワイルドレシピ』アダルト・チキンの安全性を徹底調査した内容と、評価が「Cランク」な理由についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読んでもらえれば、
ニュートロ・ワイルドレシピを猫ちゃんにあげても大丈夫かどうかわかると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。
ニュートロ【ワイルドレシピ】猫用とは!
ニュートロ『ワイルドレシピ』キャットフードの種類
今回、安全性を評価する対象は、
ニュートロ・ワイルドレシピの『アダルト・チキン』成猫用ですが、
ニュートロ【ワイルドレシピ】には全部で5種類!
①アダルト・チキン(成猫用)
②アダルト・白身魚(成猫用)
③アダルト・サーモン(成猫用)
④エイジングケア・チキン(シニア猫用)
⑤キトン・チキン(子猫用)
今回、評価する主な対象は『アダルト・チキン』成猫用ですが、他の4種類についても後で少し触れたいと思います。
【評価対象】ニュートロ『ワイルドレシピ』アダルト・チキン成猫用とは
主な特徴
ニュートロ『ワイルドレシピ』アダルト・チキン成猫用 | |
タイプ | 総合栄養食 |
主原材料 | チキン |
対応猫 | 成猫用 |
カロリー | 380kcal/100g |
原産国 | アメリカ |
特徴 | ・グレインフリー(穀物フリー) ・高タンパク低カロリー ・ドライフード |
ワイルドレシピ【アダルト・チキン】成猫用の『価格』
400g | 1,412円 ※アマゾン価格 |
1kg | 2,250円 ※アマゾン価格 |
2kg | 3,270円 ※アマゾン価格 |
ワイルドレシピ【アダルト・チキン】成猫用の『原材料と成分』
原材料
原材料
分かりやすいように「原材料」を色分けしています。
※「黄」➡ 気になる食材
※「青」➡ 添加物
※「赤」➡ 危険な「添加物・食材」
クロちゃん
成分
栄養成分値 | |
タンパク質 | 40.0%以上 |
灰分 | 10.0%以下 |
脂質 | 18.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
代謝エネルギー | 380kcal/100g |
クロちゃん
1粒の大きさ
1粒の大きさは「約1㎝」
ニュートロ・ワイルドレシピの【動画】
【徹底評価】ニュートロ【ワイルドレシピ】猫用!安全性が『Cランク』の理由とは?
ニュートロ【ワイルドレシピ・チキン】の安全評価は「Cランク」!
安全性について徹底評価した結果、
スバリ!安全性に評価は「Cランク」!
総合得点は「68点」
総合評価は「Cランク」
各項目を評価した結果!
7つの項目について、それぞれを評価した結果がこちらです。
評価項目 | 評価 | 点数 |
①【主原材料】の安全性 | A | 15点 (20点満点中) |
②【食材】の安全性 | B | 10点 (20点満点中) |
③【添加物】の安全性 | A | 15点 (20点満点中) |
④【アレルギー】の安全性 | A | 15点 (20点満点中) |
⑤【栄養値】 | A | 8点 (10点満点中) |
⑥【プラス】のポイント | +5点 | |
⑦【マイナス】のポイント | なし | |
総合評価 | 68点 (100点満点中) |
|
【点数】※『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点 |
【評価項目①】『主原材料』の安全性
【主原材料】の安全性
評価 A 15点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
評価の内容 | 評価 | 理由 |
主原材料が「肉」or「魚」か? 品質に問題はないか? |
A | 主原材料が「チキン」で品質にもこだわっている |
「A」評価の詳しい理由
主原材料の安全性が「A」評価の理由は、
「ニュートロ・ロワイルドレシピ・チキン」の主原材料が「チキン(鶏肉)」で、さらに品質も重視しているからです。
値段が安い粗悪なキャットフードの場合、
主原材料は主に「穀物」ですが、「ニュートロ・ロワイルドレシピ・チキン」の主原材料は「お肉」です。
猫ちゃんは完全肉食動物なので、猫の体にとって一番必要な食材は「お肉」です。
猫ちゃんの健康を考えると、原材料の中で「お肉」が一番多く使われているフードが好ましいわけで、その点について「ロワイルドレシピ・チキン」は申し分ありません。
また、ただお肉を使っているというだけではなく、品質にもこだわった考えなので、【主原材料】の安全性は「A」評価にしています。
クロちゃん
【評価項目②】『食材』の安全性
【食材】の安全性
評価 B 10点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
評価の内容 | 評価 | 理由 |
猫ちゃんの体に「良くない食材」が入っていないか? | B | 少し気になる食材が数点入っている。 |
「B」評価の詳しい理由
実は、原材料の中に少し気になる食材が「数点」あります。
その「気になる食材」がこちら。
気になる食材 | 内容 |
チキンミール | チキンミールとは「鶏肉」を粉末にしたもの。これだけ聞くと危険な原材ではない気もしますが、ただ「チキンミール」には正確な決まりがなく、実際どんな内容のものが使われているのかわからないのも事実です。人が食べない部位や、死骸や腐敗した粗悪な肉を使っている可能性もあります。すべての「チキンミール」はそうとは限りませんが、安全性に不透明な部分があるのも確かです。 |
ビートパルプ | 甜菜(砂糖大根、シュガービート)から砂糖を作るときにできる「残りカス」。「カサ増し」や「食物繊維の増量」の目的で使用されることが多く、そこまでの危険性はありませんが不必要な食材です。 |
フィッシュミール | 魚を乾燥させ、粉状にしたもの。(別名:魚粉、ドライ魚肉)。特に危険があるわけではありませんが、どんな魚が使われているのかわかりませんので、良い食材とは言えないかもしれません。 |
サーモンミール | 鮭に熱を加えて水分を除いた乾燥魚肉。(別名:乾燥サーモン、サーモン粉、ドライサーモン)。特に危険があるわけではありませんが、どんな魚が使われているのかわかりませんので、良い食材とは言えないかもしれません。 |
タンパク加水分解物 | コクやうまみをもたらす目的で加工食品に使われているアミノ酸混合物。主成分はペプチド、アミノ酸です。人間の食品(カップラーメンなど)にも広く使用されている成分で、実害の報告はないが発がん性を疑う声もあり、安全性は不透明です。 |
これらの食材はその安全性に気になる部分があり、少し不安な食材です。
これらの食材が入っているからと言って「猫ちゃんの体に絶対に悪い!」というわけではありませんが、その安全性に不透明な部分があるのも確かなので、
【食材】の安全性は「B」評価にしています。
【評価項目③】『添加物』の安全性
【添加物】の安全性
評価 A 15点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
評価の内容 | 評価 | 理由 |
猫ちゃんの体に「危険な添加物」が入っていないか? | A | 特になし |
「A」評価の詳しい理由
「ニュートロ・ロワイルドレシピ・チキン」には、特に安全性が気になるような「添加物」は使われていないので安心です。
酸化防止剤と聞くと、いいイメージをもつ人は少ないと思いますが、
酸化防止剤として使用されている「ミックストコフェロール」は、「ビタミンE」のことで天然型の酸化防止剤です。安全性の高い添加物なので危険性はありません。
「ローズマリー抽出物」も同様に、天然型の酸化防止剤なので危険性はありません。
特に危険がある添加物は入っていないので、【添加物】の安全性は「A」評価にしています。
【評価項目④】『アレルギー』の安全性
【アレルギー】の安全性
評価 A 15点(20点満点中)
※【点数】『AA』20点、『A』15点、『B』10点、『C』5点、『D』0点
評価の内容 | 評価 | 理由 |
アレルギーの原因になりそうな食材が入っていないか? | A | 特になし |
「A」評価の詳しい理由
アレルギー症状を引く起こす食材はたくさんあり、どの食材でアレルギーになるのかは猫それぞれ個体によっても違うので、どの食材が悪いのかを決めつけるのは非常に困難です。
特定の食材でアレルギーになる猫ちゃんもいれば、ならない猫ちゃんもいます。人間のアレルギーでも同じで、卵アレルギーの人もいれば、ならない人もいますよね。
ですが、
アレルギーの原因として報告されることが多い食材はいくつかありますので、その食材が入っているかどうかで安全性について評価したいと思います。
アレルギーの原因として報告されることが多い食材
- 肉や魚のタンパク質
- 小麦
- 大豆
- とうもろこし
『アレルギーの原因として報告されることが多い食材』は入っている? | |
肉や魚のタンパク質 | 使用 |
小麦 | 不使用 |
大豆 | 不使用 |
とうもろこし | 不使用 |
肉や魚のタンパク質に関しては、猫ちゃんにとって主食ですので避けることはできませんが、その他の食材は「ニュートロ・ロワイルドレシピ・チキン」には使用されていませんので安心!
ですので、アレルギーになる可能性は低いと考えられ、【アレルギー】の安全性は「A」評価にしています。
【評価項目⑤】『栄養値』
栄養値
評価 A 8点(10点満点中)
※【点数】『AA』10点、『A』8点、『B』5点、『C』3点、『D』0点
評価の内容 | 評価 | 理由 |
栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているか? | A | 必須栄養素である「タンパク質」と「脂肪」は、基準をクリアしていて、さらに高タンパク低カロリー。 |
「A」評価の詳しい理由
「ワイルドレシピ・チキン」の栄養値は「AAFCOの栄養基準」を満たしているのか?比較してみると、
■「ワイルドレシピ・チキンの栄養値」と「AAFCOの栄養基準」を比較
栄養成分 | ワイルドレシピ・チキン | AAFCOの基準(最小値 ) | |
アダルト | 成猫 | 幼猫 | |
タンパク質 | 40.0%以上 | 26.0%以上 | 30.0%以上 |
脂肪 | 18.0%以上 | 9.0%以上 | 9.0%以上 |
マグネシウム | 0.12% | 0.04%以上 | 0.08%以上 |
ビタミンE | 150(IU/㎏)以上 | 40以上 | 40以上 |
タウリン | 0.18%以上 | 0.1%以上 | 0.1%以上 |
※「AAFCO」とは:(米国飼料検査官協会)の栄養基準値 ※「日本のペットフード協会」の基準もこの 「AAFCO」を参考にしています。 ※「AAFCOの栄養基準」はこちら>> |
「ワイルドレシピ」のすべての栄養値については公表されていないので、わかる範囲で比較してみました。
猫ちゃんにとって必須栄養素である「タンパク質」と「脂肪」の栄養値は、「AAFCOの基準」をしっかりクリアしているので安心です。
また、他の「マグネシウム、ビタミンE、タウリン」についてもクリアしていますが、比較できない栄養成分も多かったので、【栄養値】は「A」評価にしています。
高タンパクなフードは「高齢の猫」「腎臓病の猫」には注意!
高タンパクなフードは「高齢の猫ちゃん」や「腎臓病の猫ちゃん」には不向きなので注意してください。
詳しくは後ほど説明したいと思います。
【評価項目⑥】『プラス』のポイント
+ポイント
評価 +5点(10点満点中)
評価の内容 | 評価 | 理由 |
その他に何か「プラス評価」のポイントは? | +5点 | 猫ちゃん体に良い原材料が「3種類」 |
「プラス」評価の詳しい理由
プラス評価の理由は、
「ニュートロ・ワイルドレシピ・チキン」には猫ちゃん体に良い、次の3つの原材料が入っているからです。
亜麻仁(アマニ)
「亜麻仁」とはアマ科の植物である「亜麻」の種。近年では「スーパーフード」とも呼ばれ、必須脂肪酸であるオメガ3系α-リノレン酸やファイトケミカルが豊富で、食物繊維やタンパク質も多く含んでいます。
「ユッカ抽出エキス」
「ユッカ抽出エキス」は、ウンチやオシッコのニオイを軽減する働きがあるエキス。アメリカ南部からメキシコにかけての高地の砂漠に生育するリュウゼツラン科の「ユッカシジゲラ」という植物の葉や樹幹から抽出したのが「ユッカ抽出エキス」です。
アルファルファミール
「緑黄色野菜の王様」と言われているアルファルファを乾燥し、粉砕したものを「アルファルファミール」といいます。
「アルファルファ」とはマメ科の多年生牧草で、成分的にはアミノ酸が13種類、ミネラル類やビタミン類、食物繊維が豊富で、たんぱく質やカロチン、ビタミンEも多く含まれています。βカロチンは動物の体内に入ると レチノール(ビタミンA)に変化するなど、栄養満点な植物です。
【評価項目⑦】『マイナス』のポイント
評価の内容 | 評価 |
その他に何か「マイナス評価」のポイントは? | 減点0点 |
特に減点になるようなポイントはありませんでした。
【総合評価】「ワイルドレシピ」キャットフードは、Cランク(68点)!
評価項目 |
評価 | |
成猫 | 子猫 | |
①【主原材料】 | A 15点 (20点満点中) |
A 15点 (20点満点中) |
②【食材】 | B 10点 (20点満点中) |
B 10点 (20点満点中) |
③【添加物】 | A 15点 (20点満点中) |
A 15点 (20点満点中) |
④【アレルギー】 | A 15点 (20点満点中) |
A 15点 (20点満点中) |
⑤【栄養成分値】 | A 8点 (10点満点中) |
A 8点 (10点満点中) |
⑥【プラス】ポイント | +5点 | +5点 |
⑦【マイナス】ポイント | なし | なし |
総合得点 | 68点 (100点満点中) ※成猫の場合 |
68点 (100点満点中) ※子猫の場合 |
ニュートロ
ワイルドレシピ
アダルト・チキン成猫用
総合評価 Cランク
気になる点がいくつかあり安全性が少し心配なキャットフード!
評価ランク | 点数 | 内容 |
「AAA」ランク | 100点 | 何も言うことなしの完璧キャットフード!猫ちゃんの健康を最優先に考えるなら絶対にコレをあげるべき!!超おすすめのキャットフードです。 |
「AA」ランク | 90点以上 | 安全性に何も問題ない優良キャットフード |
「A」ランク | 80点以上 | 安全性の高いおすすめのキャットフード |
「B」ランク | 70点以上 | 少し気になる点があり安全性に少し心配なキャットフード |
「C」ランク | 60点以上 | 気になる点がいくつかあり安全性が少し心配なキャットフード |
「D」ランク | 50点以上 | 安全性が心配なおすすめできないキャットフード |
「E」ランク | 50点未満 | 危険性がある要注意キャットフード |
ニュートロ【ワイルドレシピ】猫用の『口コミ・評判』
タマちゃん
このサイトの総合評価は「C」ランクだけど、世間の評価はどうなのかなぁ?
世間の評価も気になるよね。
そこで、実際に『ニュートロ・ワイルドレシピ』を与えている人の「口コミ・評判」も調べてみたよ。
トラくん
『ニュートロ・ワイルドレシピ』の世間の意見
口コミ・評判まとめ
みんなの意見をまとめてみると、
口コミ・評判まとめ
- 食いつきがいい
- ウェットよりも食いつきがいい
- 下痢が止まった
- 食いつきが悪い
クロちゃん
猫ちゃんもよっても好みはありますし、合う合わないもあるので、あくまで参考までに。
ニュートロ【ワイルドレシピ】全種類の評価
種類 | 成猫用 | 子猫用 | シニア用 | ||
アダルト チキン |
アダルト 白身魚 |
アダルト サーモン |
キトン チキン |
エイジングケアチキン | |
主原材料 | チキン | 白身魚 | サーモン | チキン | チキン |
その他の原材料 | その他の原材料はほぼ同じ。 主原材料が違うだけでどの種類でもほぼ同じ原材料が使用されています。 |
||||
タンパク質 | 40%以上 | 40%以上 | 40%以上 | 42%以上 | 42%以上 |
脂肪 | 18%以上 | 16%以上 | 18%以上 | 18%以上 | 18%以上 |
粗繊維 | 4%以下 | 6%以下 | 4%以下 | 3%以下 | 4%以下 |
カロリー/100g | 380kcal | 380kcal | 380kcal | 390kcal | 380kcal |
評価 | C | C | C | C | D |
ニュートロ・ワイルドレシピはどの種類も「高タンパク」な特徴があります。
ですが、「高タンパク」のフードは、シニア猫には腎臓に負担をかける場合があります。
ですので、シニア用「エイジングケア」は評価を「D」にしています。
ニュートロ【ワイルドレシピ】は「高齢・腎臓病」の猫には注意!
ニュートロ・ワイルドレシピはどの種類も「高タンパク」なキャットフードです。
猫ちゃんは完全肉食動物なので十分なタンパク質が必要ですが、
高タンパクなキャットフードは「高齢」な猫ちゃんや「腎臓病」の猫ちゃんには注意が必要です。
腎臓病(腎不全)の場合、尿素を排出しきれずに腎臓に負担がかかる
健康な猫ちゃんの場合、タンパク質が体内で分解吸収されると、同時に「尿素」と呼ばれる物質が生成されますが、全て体外に排出されますので特に問題ありません。
ですが、腎臓病の場合は、
「尿素」を排出しきることができず「腎臓に負担」をかけてしまう場合があります。
シニア猫も腎臓に負担がかかる
猫ちゃんは高齢になると腎臓病になりやすくなり、症状が出ていない場合でも腎臓機能が低下している場合があります。
そのため、シニア猫ちゃんの場合も
「尿素」を排出しきることができず「腎臓に負担」をかけてしまう場合があるのです。
ですので、
「高齢」や「腎臓病」の猫ちゃんには、高タンパクなフードは不向きなので注意が必要です。